第10話 逃げるが勝ち

 刀を打ち合い、ならず者達を斬り捨てていくが思っていた以上に火の回りが早く、辺りは業火に包まれる。

「おいっ、てめぇらいつまで手こずってんだ! こんだけ火が回ったら聖騎士団達が来ちまうだろうが!」

 

 火の回りが早く、焦ったのかナイフぺろぺろ男が子分のならず者達に檄を飛ばすがならず者達は燃え広がる炎を前に萎縮してしまっている。

『てめぇら!!』というナイフぺろぺろ男の怒号と同時に1階の壁が崩れる音と『聖騎士団だ!』という女性の声がする。どうやら俺の粘り勝ちらしい。


『チッ』と舌打ちの音と同時にナイフが飛んできたのでそれを弾き飛ばしナイフぺろぺろ男を見る。

「次は俺が直々に殺してやる」


 そういうと男は子分のならず者達と炎の中に消えていく。

「大丈夫か少年?」

 

 お嬢が呼んでくれていた聖騎士団が俺とリンさんに駆け寄ってくる。

 俺は頷き、リンさんの手を握り燃え盛るお店から無事脱出を果たした。

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