魔道具の定義

◉魔道具

魔法の力の宿った道具の総称。元は遠い時代の遺物だが、魔道具の芯となる刻印ルーンが生まれてから魔道具の製造方法が確立し、文明は大いに発展した。魔道具には魔道具管理局によって等級が定められており、等級は貴重度と性能を表す。


刻印ルーン

道具に魔法の力を持たせる技術。魔法陣を単語化して道具に刻むことで魔道具となる。神話の道具に刻まれた文字が起源であり、専門的技術が必要とは言え、今はありふれた技術である。




◯4級魔道具

最もありふれた魔道具。量産が確立している魔道具であり、家電や生活必需品、インフラとして市民の生活を支えている。



◯3級魔道具

主に魔法の武具がこれに該当する。コストは掛かるが量産は確立している。魔法の武具はそうでない物より性能が良い。



◯2級魔道具

製造は出来るが量産が確立していない貴重品。登録されている魔道具の半分は遺跡からの出土品であり、再現不可の魔道具はこれに該当する。

貴重な素材が使われているため高値だが、それ相応の力を持つ。



◯1級魔道具

高い性能を誇る貴重な魔道具。登録分の大半は遺跡から極稀に入手できる出土品であり、今の技術でも製造が出来ない物がほとんど。単純な希少度だけでなく扱いに注意の必要な物もこれに該当する。1級魔道具は1つ1つがとても高価で、指輪1つですら国宝に匹敵する。


◯英勇武具

かつて英雄が使っていた伝説のアイテム。元は1級魔道具扱いだったが、英雄の伝説を語り継ぐために規定された等級。これらの大半は普通の武器だったり低級魔道具だったが、英雄の意思が宿ったことで変質し、伝説の武具となった。



秘匿されし魔道具アーティファクト

管理局によって国家機密相当の管理を受けた魔道具。非人道的な工程で造られた物、世界の法則をゆがませる物の総称として、登録次第厳重に管理されており、一般では知られていない。   



◯神魔道具

想像を絶する力を持った伝説の魔道具。今や存在の痕跡すら失われた神が残した遺物とされ、神の存在を辿る重要な手がかりとなる。しかしそのほとんどは神々の道具の模造品である。

人々が神話を知る日はいつになるだろうか。

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閃光の勇者大典 バジルソース @bagiru

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