第3話 このパーティにはもう俺以外いらないから、お前たち抜けてくれないか?

僕が2作目に書いたのはこれだ


このパーティにはもう俺以外いらないから、お前たち抜けてくれないか?~無能な奴らに食わせるメシはねぇ!役立たずは全員追放して、俺だけの最強パーティを作ります!?~


https://kakuyomu.jp/works/16816700426709183147



1作目を書いてすぐのことだった


これも、たしかブクマは100もいかず、20ほどで終わった作品だった


1作目が思ったよりもかなり読まれなかったので、「web小説ではこういうのはだめなんだろうな……」と思ってかいたのがこれだった


内容は、1作目よりもさらにweb小説というか小説家になろうに寄せたものだった


当時、なろうでは追放ものが流行っているというのだけきいていた


僕は全然読まないほうだから、詳しくはしらなかった


ただ追放ものがはやっているというだけの情報だけで、なんとなくで書いたのがこれだった

当時のぼくなりになろうっぽく描いたけど、今見ると全然わかってない

そうじゃない、となる


でも、ある意味ではなろうによくありがちな伸びない典型みたいな作品かもしれない


言葉だけはテンプレをなぞっているけど、中身をちゃんとテンプレにできていないから、伸びない

いわゆるテンプレならぬ「天ぷら」小説だった


内容は、1作目とはうってかわってかなり軽めの文体で、コメディ小説となっている


追放ものをそのまま書くのは、当時のプライドがゆるさなかったので、その逆張りをしたわけだ

友達とのなにげない会話から、ノリで書いたものだ


この小説も、1作目にくらべれば、それっぽくなろうちっくなのだが、根本的に、読者目線になれていない


もっと読者的には、主人公の活躍を見たいはずだが、この小説では逆に、主人公の情けない姿をコメディちっくに書いている


それは普通の漫画などならゆるされる表現だが、web小説ではあまり読まれないだろう


今ならそれがわかる


けど、当時はこういう感じがweb小説ぽいのだと勘違いしていた


伸びない小説は、読者目線に立っていない


これはまさに反面教師的な作品だと思う


意味のある失敗だった


とはいえ、文体などは今の僕とさほどかわらず、通じるものがある

個人的には好きな作品だ


これも10万字を目指して書いたが、途中でつらくなり、5万字ほどで完結させた


このころから完結させようという意識が高く、自分でもえらいと思う


物語を完結させておくと、かなり意味があることだと思う


もちろん、無理に完結させる必要はないが


間違いなく経験値にはなる


では、次の作品をみてみよう


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