Evolve Stage Online〜そうはならんやろって言われるプレイしてるかも？〜

第1話 れっつらキャラメイク！

「いやー、本当にこの時を待ってた！早めに昼ご飯食べて！ヘッドギアの初期設定して！どんな感覚なのか想像してたら以外とあっという間だったなー」

　とベッドの上で寝転がっていてふと、時計を見るとちょうど十二時を指していた。

「まじでいいタイミングだ！と、とりあえずちゃんと万全かどうか確認してから行くか、時刻よし！ヘッドギアの初期設定よし！お腹よし！ESO（Evolve Stage Online）よし！それじゃあいっちょESOの世界へと行きますか！」

　頭にヘルメットの様なヘッドギアを装着し、目を開くとそこには『ようこそ Evolve Stage Online へ』と書かれていた。そして少し経つと何も無い空間に女神のような人が立っていた。

「おぉもしかしてテンプレ的展開ある！？｣

『て、テンプレ？ですか？ま、まぁあなたが新しくこの世界に来る方ですか？初めまして、私は女神◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎です。さて、先ず先にこの【ユニークスキルガチャ】を引いてください。ガチャは十回まで引き直せますが一度引き直してしまうと前に引いた物は選べませんのでご承知おきください。では、レッツガチャガチャです！』

　と女神の名前が分からなかったことや、女神の『 レッツガチャガチャです！』が少し気になったがそんな事よりもどんなスキルが手に入るかの方に意識が取られていたので早速引くことにした。

　ガチャガチャガチャ……ガチャガチャガチャ……

　そして出てきたのは【化学】と書いてあるウィンドウだった。

『なるほどー。【化学】とは中々面白いスキルを引きましたね！まだあと九回引けますが引きますか？』

「おぉ【化学】かぁー確かに面白そう！よし！【化学】で決定っと」

『分かりました。それではあなたのユニークスキルは【化学】となりました。では次にあなたの名前と性別を聞かせてください』

　そして目の前に五十音順のウィンドウと【男性】【女性】【無回答】と書かれてるウィンドウが出てきた。

「名前かー俺名前決めるの苦手なんだよなーどうしようかな……颯照、颯照、颯照、もうどんな名前にするか決めれないから直感でいくか！いつもそうだしな！よし、じゃあ決めた！俺の名前に照が入ってるから【テルテル】にしよ！あと性別は【男性】っと！」

『なるほどー。あなたは【テルテル】と言うのですね！分かりました！そしてあなたは【男性】ですね！では次に【テルテル】さんの種族を決めてください。種族は【人族】【エルフ族】【ドワーフ族】【獣人族】の中から選んでください。そして種族にはステータスやスキルの違いもあります。主に【人族】のステータスはこの四種族の中で1番バランスが取れているのが特徴です。スキルは【鑑定】、【収集】、【敵対感知】が初めからあります。【エルフ族】のステータスは【魔力】が高く、【防御】が低いのが特徴です。スキルは【精霊感知】が初めからあります。【ドワーフ族】のステータスは【防御】が高く、【素早さ】が低いのが特徴です。スキルは【工芸】が初めからあります。【獣人族】のステータスは【攻撃力】が高く、【魔力】が低いのが特徴です。スキルは【獣化】が初めからあります。そして【獣人族】はどんな種族になるのかを選べます』

「んー【エルフ族】もかなりいいけど俺のユニークスキルが【化学】だからなんでも出来そうな【人族】にしようかな。よし、【人族】で決定っと」

『なるほどー。【人族】ですね。分かりました！それでは次に【職業】を選んでください。【職業】は様々ありますのでこちらの職業一覧から選んでください。職業スキルや初期スキルもあります』

　そして目の前にまたウィンドウが出てきた。そのウィンドウには【戦士】【魔法使い】【聖職者】【鍛冶師】などがあった。

「えっと……【魔法使い】の職業スキルは【魔力操作】か俺はもう先に【魔法使い】って決めてるから、【魔法使い】で決定っと｣

『【魔法使い】ですね！それでは初期スキルを二つ選んでください』

「なるほど【火魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【身体強化魔法】の五つか……【化学】があるから【水魔法】はもしかしたら何とかなるかもしれないから……決めた！【火魔法】と【風魔法】にしよ！」

『【火魔法】と【風魔法】ですね！ユニークスキル、種族、職業が決まりましたので最後に外見を決めてください』

「外見かぁーリアルに似せた方が違和感なさそうだから全部リアルに似せよっと…でも髪色をシルバーにしてアホ毛を立ててっとよし！これで完成！」

『中々様になってますね！初期設定は全て終わったのですが最後に【ワールドアナウンス】の際に【名前を出す】か【匿名】にするかをどちらにしますか？これは後からでも変更出来ます！』

「ん〜とりあえずは【匿名】でいいかなーってことで【匿名】で決定っと！」

『あとは、チュートリアルはいりますか？まさかとは思いますがしな……』

「チュートリアルはいりません！」

『わ、分かりました！これで全ての設定が終了したのではじまりの町【アインス町】に転移させます！それで楽しんでくださいね！』

　視界が真っ白になりその光が収まった時目を開けてみると噴水がある広場に立っていた。

「初期設定終わったし！よーし！それじゃあ色々探索するかー！」

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「」は主にプレイヤーが喋っている時に使います。

『』は主にNPCが喋っている時です。

【】はスキル関連や称号などです。