異世界管理人~不老不死の神と想人の契(やくそく)~
pigeon
プロローグ
ある日転生してしまった。
だけども、全てを知ったうえで来る自身の力で転生、あるいは召喚。
またあるいは別の世界にワープ出来てしまったら、果たして どうなるのだろうか。
ある世界では戦争、
またある世界では簡単に何不自由無く最高の生活が送れ、
そしてまたある世界では何も無い無の世界を作り出せてしまう、そんな世の中だ。
もし、そんな風に様々なことが起きているのを知ったうえで、
自由に別の世界へとワープ出来てしまうのなら、その人たちはどうなってしまうのだろうか。
「…まーた違法者か〜…めんどくせえ。」
とある雨の森の中ー、ナイフと拳銃を手に佇む レインコートの少女が1人ー。
「ひ…ひぃぃ!」
全く…この反応をされるのも何回目だろうか、
飽き飽きしてくる。
「ま、まってく…」
命を乞う声を前に、その灯火を消す
「うるせ、帰ってゲームしたいからとりあえず死んどけ。」
そもそも勝手に世界移動するのが悪い。
海を泳いで海外に行くみたいなものだ
そう思いながら
逃げる人々を1人、また1人とただ殺し回る。
そしてまた、走って逃げようとする男を拳銃で撃ち抜き、1呼吸整える
「これで終わりっと…!」
辺りを見渡し、『仕事』の確認をする。
「これで全員か…いや。」
これで終わりかな、と思っていたのだが。
「何か…いるのか?」
ふと、声がした気がした。帰ってアニメみながらゲームしたいのに…と思いながら、声がした方向を調べる。
フードを脱ぎ、確認すべき物…いや、赤ん坊を見つける
「あー…見捨てる訳には行かないよなあ…これ。」
しかもメモ付きで。
「どれどれ…えっと、『もし見かけた方拾った方がいたらこの子を頼みます』か…捨て子かよ…」
全くめんどくせえことしやがって…ー。
そう思いながら、目の前の赤子を抱える
「…ま、連れてくか。ここに置いていくのは趣味じゃないしな。」
それに、これも仕事だ。だが、本来はこの世界のどこかに預けなければならない…まあ、本来ならばだ。
「…しらがの、おねーさん…」
赤ん坊が喋る…普通は赤ん坊が喋ることなんて有り得ない。つまり…
「ああ…転生者かよ…」
ゲームは帰っても出来ないな…そう思いながら、少女は 元の世界への帰路を辿るのだったー。
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