第15話 急な休み、
視察魔法で、観察していた十雷は、自分事のように喜んだ。そして2人は、手を取り合いながら、途中まで一緒に帰った。
翌日、十雷は、強士と、強子を急に呼び出した。そして、2人に言った。
「強士と強子おめでとう!お前らを呼び出、お前らに早い、夏休みをということでな、じゃ、よろ!」
2人は、顔を見つめ合ってから、強士は十雷の方を向いて、言った。
「えっ、本当にいいのか?俺らの仕事は、誰がやるんだ?」
十雷は、自分を指差しながら
「我だ、分身魔法使えるのお前らだけでは、ないからな、我も使える。あと、首相と相談しながらやるから、そのへんの心配は、いらんぞ?」
それを聞いた強士は、胸をなでおろした。一方の十雷は、これから来る、仕事の大変さを知る由もなかった。
翌日2人は、十雷の思いとは裏腹に自宅の方にいた、それらを偵察魔法で見ていた十雷と雪斗は、会話を始めた。まず十雷は、
「あやつら、もっとくっついてほしいのだが、」
と言った。2人のことをよく知っている雪斗は、
「いやー2人がくっつくのは、もっと先なのでは?恋人になってすぐに、デートなんて、もう少し現実を受け入れてから行うものでしょ?」
と言った。十雷は、
「えっ?そうなのか?俺の大昔の妻は、付き合ってすぐに、誘う連絡をくれたぞ?」
一方で雪斗は、
「それは、800年ほど前のことでしょ?もう時代が違うんだ、何度も彼女作ったり別れたりしたが、だんだんと、デートのお誘い連絡は、遅くなっていってるんだぞ?」
一方で2人の動きが変わった。強子が強士に、電話をかけた。そして、強士が出ると
「ねぇ、強士?何で、私にお誘い連絡しないの?私、寂しんだけど、」
強士は、少し驚いて、
「お前、仕事の時と、プライベートで言い方が違うんだな、」
強子は、顔を赤らめながら
「うっさいわね、別にいいでしょうが!ねぇ、デート行こうよ、」
強士は、少し顔を赤らめながら、
「なぁ、どこ集合だ?今から行く、」
強子は、電話越しに笑みを浮かべて
「ええ、そうね、内南区の中央公園でいい?」
「ああ、そこにしよう。」
と言った強士はこれを最後に連絡を切ってそこに走って向かった。そして強子は、着るものを選んでから歩いて向かった。
そして、強士と強子が同時に着いたとき、2人は、同時に連絡を取った。そして、2人同時に「今どこ?」と言った。2人は、少し顔を赤らめながら強士から言った
「俺は、北口にいるぞ?」
「ああ、強士くん北口にいるんだね、私は、東口にいるわ、多分中央に噴水一つあるからそこで集合ね、」
「ああ、分かった、そこで会おうな、」
と言って電話を同時にまた、切った。
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