第10話 新しい財務大臣秘書
首相と財務大臣秘書の個人辞職から3日が経過した。国民からは、首相を決める選挙をさせろ!という声が多くあり、選挙の準備が押し進められた。その時、強士は、強子に疑問を投げかけた。
「なぁ、強子いま首相いないよな?政治ってどうなってるんだ?」
強子は、素直に答えた。
「いつもと変わらないよ。だって政治って首相が仕切るわけでもないから、まぁ書類の内容を認可して分類し国務大臣に渡すのが首相だよ。」
強士は少し驚き言った。
「えっ、首相って仕事それだけなのか?」
強子は、言った
「首相が見る書類は、交通安全担当大臣のおよそ30倍よ?それだけじゃなくて普通だったら過労死で死ぬわよ。」
という会話を行っていた最中、十雷は、財務大臣秘書を任命して強子のところに来た。すると、強子は、十雷の横にいる女の子が気になったのか、
「十雷陛下、横にいるのは、どなたですか?」
十雷陛下は、答えた。
「この子は、
強子は、横にいる。赤髪の少女に挨拶をした。
「初めまして、私は、
雪は、強子に急に頭を下げ、言った。
「私の母が山中幸恵が大変申し訳ございませんでした。」
強子は、困惑しながら言った。
「えっ、あんた先代秘書の娘なの?それにしては、苗字違うけど。」
雪は、真剣な顔で言った。
「先代秘書の娘なのは、確かです。苗字が違うということに関しては、私、結婚していますので。」
すると、態度を変え、興奮したようすで早口で言った
「それにしてもあなた、16歳で最年少の大臣担ったのですよね!しかも、18歳で兼任だなんて、さすが私の尊敬する人。今23歳の私とは、大違いです。」
また、態度を変え真剣な顔で言った。
「おっと失礼素が出てしまいました。これからよろしくお願いします。」
強子は、雪に圧倒されて、言葉があまり出なかった。
一方雪は、強士の所に行き、舐め回すように足から頭の上まで見るなり、興奮しながら、実広の所へ行ってまた舐め回すように足から頭の上まで見た。すると、雪は、
「すごい、すごい!飛び級によって14歳で学園を卒業した。強士様と、最高齢の大臣の実広外務大臣さんじゃないですか!うっひょ~たまんなーい!」
といって十雷魔王陛下の所に戻ってきた。
ということで平和な政界がまた一つ構築された。
その後、財務大臣室では、強子が雪に強士が仕事を初めての時と同じように書類を渡した。すると、雪は、
「なんですか!この文章とっても美しい!強子様自分の部屋に飾っていいですか?」
強子は、苦笑いしながら
「うっうん、いいよ。」
すると雪は、
「やったー、ありがとうございます!強子様、まさか私が強子様と一緒にお仕事ができとは、光栄です!」
と言った。すると強子は、
「雪さん?書類、読んだ?」
と確認した。すると雪は、当たり前かのように
「ええ、読んでいません!今から読みます!」
と元気に言った。
そして10分経過すると雪は、
「強子さん!読み終わりました!」
すると強子は、笑顔で言った。
「秘書の仕事内容わかった?」
雪は、にっこにこで言った
「分かりました!強子様この書類作れるっていうことは、意外と教育うまくないですか?この書類だけでやることなすことがわかりやすいです!」
強子は、それを言われて嬉しかったのか笑顔で、
「そう?ありがとう、雪ちゃん!」
と言った。それに対して雪は、感情が爆発して
「雪ちゃんだなんて、うれしいです!強子様、さて今日の仕事ってなんですか?」
強子は、少し考えて言った。
「うーん表にさ、この国の人口と変更した税率を打ってくれない?そうすれば、予算が表示されるから、」
というふうに財務改革が格段に進めやすくなった。
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