第2話不審者

夜空を見上げれば人が空中に立っていた・・・

「はぁ?!!」

いや、ちょっと待て落ち着け深呼吸をして素数は、知らないから数えられないから、一度目を閉じて深呼吸だけして、もう一度さんハイ。

「やっぱりいるなぁ〜どうしよう?」

って思ってたら、その人こっち見ましたよ、あらどうしましょう?一先ず、窓閉めて、カーテンを閉めましょう♪

そうしましょう。

そこからの行動は、早かった、何も見てないフリをして素早くさっさと戸締りとカーテンを閉めましたよシュミレーションどうりスー・カチャ・シャーってな感じで。

そしたら、窓をガンガン叩かれました。心霊現象かな?疲れてるんだなぁ?夢かな?さっきベットにダイブしたし、そうだな、きっとそうだと現実逃避をしてると下から母が

「五月蝿いわよ!何してるの?ご近所迷惑でしょ!!」

だってさ・・・これ現実かよ。

意を決してカーテンを開けると確かに人間が全力で半泣きで窓を叩いてた。マジホラーです。助けて!!

「開けるから、窓開けるから叩かないで割れる割れちゃうから、マジで割れたら弁償してもらうからなぁ〜?!」

すると叩いてた手を止めてくれました。一先ず話は、通じるみたいです。


窓を開けるとするりと入って来たその方は、よく見ると黒髪短髪の多分女性でした?いや中性的な格好でどちらかわからない。わからない事は聞いてみるコレ大切一応不審者だから慎重に

「あの〜どちら様ですか?うちに何か御用でしょうか?あの〜」

っと聞いていたら

バンって自室の机を叩いて

「見ましたよね?見ちゃったんですよね?どうなんですか!」

って最近の刑事ドラマでも見ない詰め方と勢いで質問して来ました。

思わず「はい」って言ってしまいました。

すると不審人物は、赤から青に顔色を変えて突っ伏しました。

思わず「大丈夫ですか?」って言ってしまうくらいに。

すると不審人物が

「なんで見えちゃうの?今認識阻害かけてるのよ?言語も理解してるみたいだし?完全に無効化されてるなら言語すらわからないはず。なら看破されたの魔力のないこの世界の人間に?・・・」

とボソボソ言っている・・・

認識阻害?無効化?看破?魔力?この世界?っと疑問符しか出ない単語がちらほらしてるがなんとも言えない構図ですはい。だって彼女いない歴イコール年齢の28歳男性の部屋に空飛ぶ不審者(性別不明)が入り込んで、ファンタジーな単語をブツブツと、怖いです。

とりあえず。

「あの〜すみません?一先ず、貴方は、男性ですか?女性ですか?」

精一杯頑張って搾り出した言葉でした。

すると不審人物は、バッと、顔を上げて

「こんなにかわいい顔の男が居ると思うの?」

って怖い顔で胸ぐらを掴まれてガンつけられました。

思わず「居ません。すみませんごめんなさい許してくださいなんでもは、出来ません」って言っちゃたけどそこは(「こんなにかわいい子が女の子の訳がないじゃない?」)じゃあないのか?って現実逃避してしまった。

すると。不審女性は、ため息をつきつつ手を離してまた考え事をしてしまった。



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