第2話 義肢装具士の仕事内容を詳しく解説|現場の1日と業務の流れ

義肢装具士の仕事内容を詳しく解説|現場の1日と業務の流れ


義肢装具士は、病気や事故、先天性の障害などにより身体に障害を持った方に対して、義肢(義手・義足)や装具(コルセットやサポーターなど)を製作・適合させる医療専門職です。


前回の記事では「義肢装具士とは何か?」という基礎的な内容を紹介しました。

今回はもう一歩踏み込み、義肢装具士の実際の仕事内容、1日の流れ、働く現場のリアルについて詳しく解説します。


義肢装具士の仕事内容とは?


義肢装具士の仕事は、単に製品を作るだけではありません。患者の身体状態や生活環境を評価し、それに合わせて装具や義肢を「設計・製作・調整・指導」するまでが業務範囲です。



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義肢装具士の1日の仕事の流れ(例)


義肢装具士の1日は、現場や職場によって異なりますが、ここでは義肢装具製作会社勤務のケースを例に紹介します。


8:30 出勤・朝礼・業務確認


その日に訪問する病院や施設、製作・調整予定の患者を確認します。

事業所から遠い病院に訪問する時は、自宅から直接訪問することもあります。


9:00 病院・施設での採型・適合業務


医師の指示を受け、装具や義肢の提案・採型を実施します。

回復期リハビリ病棟では、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と一緒にリハビリに立ち会うこともあります。


12:00 昼休憩


13:00 工房での製作・修理作業


午前中に採型した患者の装具を加工したり、義肢の修理、既製品の調整を行います。

時には、仮合わせに患者が来所したり、病院やリハビリ施設に訪問し、適合チェックや納品など。患者が装具を正しく使えているか確認。


17:30 書類作成・退勤


保険申請に関する書類、製作記録、報告書などの事務作業や次の日の準備を行ってから退勤します。



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義肢装具士の働く場所


義肢装具士が働く場所は以下の通りです


・義肢装具製作会社(8~9割がここ)


・ 病院(特にリハビリテーション病院や整形外科)


・福祉機器メーカー


・研究開発機関


・特別支援学校


・介護施設


・養成校の教員や講師


特に製作会社に所属し、外部委託として病院や施設を回る働き方が一般的です。中には独立・開業している義肢装具士も存在します。



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他の医療職との違い・連携


医師の指示のもとで義肢や装具の設計から製作、調整、指導、アフターフォローまでを一貫して行うのが義肢装具士の業務であり、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)と同様にチーム医療の一員として患者の支援にあたります。

ただし、義肢装具士は製作と工学的支援に特化した役割を持ち、装具の「物理的な最適化」を担う点で、運動療法を中心とするPT・OTとはアプローチが異なります。



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まとめ|義肢装具士の仕事内容と現場の実際


義肢装具士は、義肢や装具を通して患者の「立つ」「歩く」「生活する」を支える医療専門職です。仕事は単なる製作にとどまらず、評価・設計・製作・調整・使用指導・アフターケアまで一貫して行います。


1日の業務は、病院や施設での採型・適合、工房での製作・修理、仮合わせや納品、書類業務など多岐にわたります。

勤務先は義肢装具製作会社が中心ですが、病院・学校・研究機関・福祉施設など活躍の場は多様です。


また、義肢装具士は医師や理学療法士・作業療法士と連携しながらチーム医療の一員として活動しており、その中でも特に「工学的な専門性」に強みを持っています。


患者一人ひとりに合わせて、オーダーメイドで補装具を提供する義肢装具士は、医療現場において今後ますます重要な存在と言えるでしょう。

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