★肯定文で、疑問詞の要素を並べていく順番は?

とても良い質問です。「疑問詞の要素(What, Who, Where, When, Why, How など)を、肯定文の中でどういう順番で並べるか?」ということですね。


これはつまり、「英語では、**情報(何/誰/どこ/いつ/なぜ/どう)を肯定文の中でどういう順で述べるか?」ということです。


以下に詳しく解説します。


◆ 英語の肯定文における疑問詞に対応する情報の並ぶ順番

英語では、一般的に以下のような順番で情報を述べます:


🔵 基本語順(肯定文)

[主語] + [動詞] + [何を] + [誰に] + [どこで] + [いつ] + [なぜ] + [どのように]


ただし、状況や強調したい情報によって多少前後することはあります。


◆ 疑問詞に対応させて並べると:

項目 疑問詞 英文中での並び順(例)

誰が Who 主語に来る

何を What 動詞の目的語

誰に Whom 動詞の間接目的語

どこで Where 場所表現として後ろに置く

いつ When 時間表現として後ろ(または文頭)

なぜ Why 理由を示す「because〜」などの節、または副詞として後ろに

どのように How 方法として後ろに(副詞)


◆ 例文で並べ方を見てみましょう:

✅ 例文 1:

She gave a book to her friend at the library yesterday because it was his birthday.


要素 内容

Who(誰が) She(彼女が)

What(何を) a book(本を)

Whom(誰に) to her friend(友だちに)

Where(どこで) at the library(図書館で)

When(いつ) yesterday(昨日)

Why(なぜ) because it was his birthday(誕生日だったから)


このように、what → whom → where → when → why の順で自然に並んでいます。


✅ 例文 2:

John explained the problem to the manager in detail at the meeting on Monday.


疑問詞 内容

Who John

What the problem

Whom to the manager

How in detail

Where at the meeting

When on Monday


このように、「how(方法)」は where・when よりも前に置かれることもあります。


◆ コアの順番まとめ(よく使われる順)

[主語] + [動詞] + [目的語 (what)] + [相手 (who/whom)] + [方法 (how)] + [場所 (where)] + [時間 (when)] + [理由 (why)]


順番を変えることもできますが、英語話者にとって自然に響く標準パターンは上記のような流れです。


◆ 参考:日本語との違い

日本語は「時間・場所・理由・対象」などを自由な順番で出せるので、「昨日図書館で彼に本をあげた」や「彼に昨日図書館で本をあげた」など言い換えが効きますが、英語は語順が意味に強く影響するため、一定の並び順に従う方が自然です。


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