第6話家の中にEXダンジョン?!

 今世での初めてのダンジョンを終え、友達も何人かできこの世界に馴染んできた今日この頃。

 リビングでお笑い番組を見ていると急にチャンネルが変わった。


『速報です、ただいま九州の熊本市にEXダンジョンが観測されました、Aランク以上の探索者は直ちに熊本市に召集します』


 EXダンジョン...?なんだそれ、てか熊本市って...ここじゃん。

 

「まあ俺には関係ないな」


 それがフラグになったのか、家のテレビがあった場所にダンジョンの入り口ができた。


「はぁ?!」


 今は両親も出かけてるし...どうするべきか...

 気になる欲と理性が押し合っている。


* * *


 悲報:理性敗北


「くっ...面目ない」


 だってだってしょうがないじゃん!誰でも家の中にこんなのあったら入るでしょ?!

 まあ...なんだ中はどんな感じなのかというと溶岩が煮えたぎり足場がとても少ない、つまりクッソ危険だ。


「やだやだ何も無いうちに帰ろ...」


俺がそそくさと帰ろうとしたその時だ、とてつもなく大きい唸り声が聞こえた。


「な、なんだ?!」


何かが猛スピードで飛び回っている...あれは...ドラゴン...?いや、ただのドラゴンじゃない、ものすごく大きい...






–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––僕でも家にダンジョンできたら入ります。

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