第5話とあるダンジョン配信者の話(???視点)

 俺には嫁と娘がいる。

 その家族を支えるのが俺の役目だ、そのためには安定していないとはいえダンジョン配信者をやっている。


「こんにちは〜今日もやっていきます、モモです〜今回は最近発生した東京のBランクダンジョンを探索していきます!」


:こんにちは

:¥10000

最近できた東京のBランクダンジョン...特定した

:や   め   ろ

:ナイスパ

:特定は禁止だぞ!

:¥30000

こんにちは〜

:冗談やて、そもそもBランクダンジョンなんて行けるわけないだろ

:だと思った

:ナイスパ


「あ、スーパーチャットありがとうございます、ここのダンジョンボスはゴルゴーンですね10分以内には終わりますね〜」


:やっぱこいつやばすぎだろ

:そりゃモモさんなら当たり前

:¥2000

モモさんに憧れてダンジョン探索者になりました!頑張ってください!

:ナイスパ


「スーパーチャットありがとうございます、頑張ります!では行きましょう...か!」


 俺は光の速さでダンジョン内を移動する。

 俺の異能は超速、鍛えれば鍛えるほどスピードが上がる、限界値はない、はず。


:カメラ何も見えんくて草

:いつも通り

:初見です、これなんの配信ですか???

:初見さんいらっしゃい

:走ってるだけだよ

:???


 あっという間に最奥にたどり着いたので挨拶代わりにゴルゴーンの顔面に一発入れる、と思ったら一発で倒れてしまった。


:ファ?!

:いつも通りだね、うん

:もう驚かない

:¥30000

終わってて草

:ナイスパ

:異名・ダンジョン泣かせ

:人間か?こいつ


「あ、スーパーチャットありがとうございます、この後に動画の方もあげるのでよかったら見てみてください、では」









–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––誤字脱字報告してくれると助かります、一応ないようにしていると思いますが。

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