第4話ダンジョン研修...?なんだそれ
ダンジョン研修...?いやいやいやいや子供にダンジョン入らせるなよ!いくらGランクダンジョンだとしても危険は危険だ!
「先生!ダンジョンなんてまだ子供には危険です!」
そう正論を言うと先生は不思議そうな顔をした。
「春花ちゃん、ここはダンジョン探索者育成学校だよ?お母さんから聞いてるでしょ?」
は?1ミリもそんな説明なかったが???小学校としか聞いてないが???
いや確かにダンジョンについての問題が試験内容にあったが。
「はい、じゃあ先生について来てくださ〜い」
「えぇ...」
困惑しているとさっきの子、紬ちゃんが近づいてきた。
「一緒に行こ!春花ちゃん!」
「あぁ..うん」
* * *
ダンジョンに着いたが、俺の想像していた遺跡型のダンジョンとは全く異なっている。
なんというか、これ、本当に中に入れるのか?って感じで、ギラギラしてる。
「みなさ〜ん、はぐれないように先生についてきてくださいね〜」
先生はそういうとダンジョンの中に入ってしまった。
二十人ほどの生徒もそれに続く。
「私たちも行こ!」
「あ、うん」
中に入ると俺の想像していたGランクダンジョンと同じだった、一安心。
「あ、ゴブリンがいますね!皆さん見ていてくださ〜い」
先生がそう言うとゴブリンがバラバラになった。
「これは先生の異能で、糸を使って攻撃するんですよ」
なるほど、それでゴブリンがバラバラに...普通に強いなその異能、いいなあ、俺もあんな異能が欲しかった...
「あ、またゴブリンがいますね、誰かやりたい人いますか〜?」
紬ちゃんが手を上げる。
「先生!私たちやりたい!」
ん、私たち?誰かと一緒にやるのだろうか。
「紬ちゃんですね、分かりました、これ武器です」
「ありがとうございます!春花ちゃん行くよ!」
え、私たちって俺のこと?!
しゃーない行くしかないか...
* * *
異能を使いゴブリンをなんとか倒し、今は放課後だ。
それと判明したことがある。
俺の異能は変身だけではなく能力のコピーもできた。
これはゴブリンと戦っているときにドラゴンに変身したら炎を吐けたからだ。
ちなみに周りの反応は驚きばかりだったのでやりすぎたかな?
「変身...意外と悪くないな」
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––変身という異能、まだ何か隠されてるかも?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます