第3話入学とGランクダンジョン

 あれからまた数日経ち幼稚園を卒園し、小学校というものに行くことになった。

 いろんなことを学べる場所らしい、この世界について調べるチャンスだ。


「本当に一人で行けるの?」

「うん、大丈夫だよ、行ってきます」


 * * *


 学校に着いたらなぜか注目されている。

 そんなにこのピンクの髪が珍しいのだろうか、前世では割とピンクとか金髪とか普通だったがこっちの世界の髪色は黒が多いな。

 席に着くと隣の席の子が話しかけてきた。


「ねね、私紬って言うの!よろしくね!ピンクって珍しいね!」

「あ、うん...俺は春花、よろしく」


 子供は元気だなぁ。


「俺、って、男の子なの?!」

「違う違う!」

「あ、そうなんだ...よかったぁ」


 よかった?どういう意味だろうか、まあいいか。

 そんなふうに話していると教室の扉が開いた。


「みなさんおはようございます!担任の高田真奈美と言います、まなみ先生と呼んでくださいね!」


 それにクラスメイトが元気な声で返事をする。

 子供って元気だなあ。


* * *


 入学式を終え、三時間目の授業となった。


「今日はダンジョン研修を行います!」







–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––子供にダンジョン行かせるとかイカれてらぁ

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