二人の王子と姫がもてなす Cafe『紫庵』
雪村
第1話 雅な三兄妹
『私立・
そんなエリートしかいない学校に、彼らから崇拝にも似た思いを寄せられる、三人の兄妹がいた……
俺らの、親父「
最初は紫苑様は、「年子とはいえ、年長の君がやれ!」と言ったらしいですが、「同じ点数取ったなら、お前にも登壇の義務がある!」……と無理やり紫苑様も登壇させたそうです。大講堂にいた教師・生徒は固唾を飲んで見守っていたそうな……
これからは三兄妹の御紹介です。
紫陽様の得意なところですと、コーヒーへの傾倒が御強いですね、海外の産地、ブラジル・コロンビア・グアテマラ・インドネシア・エチオピア・タンザニア等に赴いたり、その為、イタリア語・ポルトガル語・スペイン語はマスターしております、ふふ……紫陽様の容姿はそうですね……紫陽様は綺麗な銀髪で前髪はまっすぐに切り揃えたスタイルで肩まである髪を後ろで束ね、瞳は美しい紫……女性と見まごうほどの美しさですね。
説明だけ聞くと、華奢なイメージに聞こえますが、ですが、燦之宮家伝統の燦流古式武術では「師範」です……というか、限りなく免許皆伝ですが……
次は紫苑様ですね……燦之宮紫苑様、紫陽様と違い、あの方は、紅茶に精通しております。英語とフランス語も習得しております。容姿はそうですね、美しい銀の髪、前下がりのショートボブにしてらっしゃる。紫苑様も、お美しい紫の瞳で、いらっしゃいます。古式武術は「師範」御強いですよ。
ぁあ、あの方たちは、紫陽様は四月生まれ、紫苑様は翌年の二月生まれ、双子ではないですが、同じ学年ということで、二人で話し合って、敬語なし、敬称なしにしたとの事です。……ただやはり、古式武術では免許皆伝レベルの紫陽様には、心から尊敬しているらしいです。紫苑様は、フレンドリーな方なので、学内で、留学生の方と仲良くなり、英語・フランス語を習得したみたいですね。
あのお二人は、学内でも成績も容姿も運動神経も、ずば抜け過ぎて、周りの御学友の方たちからは「デュアル・プリンス」と呼ばれてるみたいですね。
最後に「姫」のご紹介ですね。
『燦之宮
容姿は、美しく長い銀の髪と右眼の「紫」、左眼の「翠」の美しいオッドアイ。皆からは『ルナ・エメジスト』(月の女神「LUNA]+エメラルド《翠》+アメジスト《紫》)=『月銀の
御三方は、部活には所属しておらず、学校が終わると、café『
では、物語の始まりです
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