第18話あの子の過去

任務から二日が過ぎた。

「五月ー、今日飲みに行こう任務もないし。」

リョウガからの誘いだ、

「わかった」

あまり飲みにいかないリョウガが誘うのは珍しい・・・

多分調査した結果が分かったのだろう。

夜になり

梅田の個室の居酒屋。

「まず乾杯」

「おう・・」

「まあ気づいてると思うけどあの子のこと調べ終わったぞ。なかなかハードだな

お前どこまで知ってる?」

さきから聞いた話をした

「そっかそこまでしか話してないか・・・」

「なんだよ、まだなんかあるのか」

「ああ、地元のことはまあそんな感じだ、ただな彼女新宿のある反社の方と関りがあってなそいつらから探されてる・・

しかも、日本のやくざとかではない俺らの粛清対象ぐらいのレベルだ・・」

唖然として、開いた口がふさがらないとはこのことだ。

「嘘だろ・・・なんで」

「家がなかったんじゃないか住んでたからな、女集めるのに動いてたらしいはそれを警察にしゃべったらしくてな、それがやつらにしれれててヤバイな」

「対応できるか?」

「個人では無理だみんなでならいけるだろうが・・・」

居酒屋なのに何も喉を通らない、しんどくなる。

彼女はなぜそのことを伝えなかった、忘れていた・・

イヤ、何かあるのではないか、様々な心配ごとが生まれてきた。

彼女は年齢は17歳だが普通の17歳とは違い頭がいい、

そのことをしゃべらない理由は・・・

本人に確認しないといけない

「それとな彼女の秘密はもう一つある・・」

「まだあるのか」

彼女のことを知れば知るほどつらくなり、逃げたくなる

だが、彼女のことが好きなのは忘れれない

「彼女の地元の親友がなくなっている、自殺だそうだ」

「それはさきに何か関係があるのか?」

こくりと首を縦に振る

「彼女の親友、寺上 帆香さんという方がいてなそのことはずっと幼馴染だったそうだ、その子が1年前に自殺していて、それで彼女は非行に逃げるようになったそうだ」

「さきが何かしてのか」

「男がらみだよ」

「はぁ?」

16歳が男がらみで自殺・・・

自分の常識ではなかなか考えられない。

「まあ簡単に言うとな、帆香さんには彼氏がいたそうだその彼氏が彼女のことを好きになり、告白したっていう流れ」

「ちょっと待てそれでなんで・・」

「最後まで聞け、告白はしたが振られた腹いせでレイプされたらしい・・

その時の写真で脅迫されてみたいな

それを親友に言えずにいたが、その彼氏とさきが家から出てくるところみられて寝取られたと思っての自殺・・・

そのことが学校にも知れ渡りビッチ扱い男は逃げるみたいな感じ」

「それはさき悪くないんじゃ・・・」

「関係ないんだよ・・」


彼女はなぜそんなにも不幸なのか、他人に何度苦しめられればいいのか

そんな彼女の過去を私は知ったのだ・・・

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哀れな僕の備忘録•••狂気恋愛 地獄の秋 @14852410kazu

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