それから

五十年の歳月が過ぎて。


Iさん、山本(仮称)は、どうしているでしょうか?

小さな女の子も。


そう。

彼女とは。


何回かの。

時めいた学校からの帰り道を過ごし。


夕日が見える坂道で。

肩越しにバイバイ、するだけの思い出しかありません。


でも。

逆光越しの可愛い笑顔は。


今でも。

心に残っています。

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