第3話 ところが
僕の初めてのバレンタイン。
チョコレートをくれたのがIさんでした。
でも。
最悪なことに。
添えてあった手紙は。
クラスの馬鹿野郎が何故か拾って掲示板に晒して。
Iさんを。
とても傷つけてしましました。
14歳の馬鹿な僕は。
何もフォローすることなく。
只。
残念に思うだけだったのです。
そう。
本当の馬鹿野郎は。
僕。
だったのです。
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