第2話 告白

「俺さぁ・・・」

アイツ、山本(仮称)が照れくさそうに呟きました。


学校からの帰り道。

部活が終わった夕暮れ時。


いつもの帰り道で。

アイツは意を決したように僕に告白したのです。


アイツと僕は。

女の子の好みが似ていて。


いつも。

好きになる子が同じだったのです。


その時。

僕は小さな女の子が好きで。


アイツも好きだったけど。

僕に譲ってくれていたのです。


勿論。

勝手な思い込みで。

片思いは変わらずでしたけど。(笑)


そしたら。

クラス委員のIさんを好きだと。


アイツが。

突然、僕に告白したのです。


間接的に。

僕の好きな小さな女の子を譲ってくれたようで。


僕は。

嬉しくなって。


応援したいと。

思ったのです。

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