夏休み番外編

第1話そうだ、海へ行こう。水着を選ぼう

この物語は本編と関係あるかもしれない先の時空の話です。

3章後編が始まるまでこちらのお話をご覧下さい。

イチャイチャが書きたいんです!!(心の声ダダ漏れ)


 てことで、いってみよー。



 ――――――――――――――――――――



「巴さん、海行こうよ」


「え?」

 ふと、葵ちゃんからそんなことを言われた。

 えと……海かぁ……

 行ったことないような、あるような……あんまり覚てない。


 いやそもそも、行った記憶がないというか……どんなところなのか気になるけど……でも、うーん……


「じー」


「な、なに?」

 腕を組んで悩んでいる姿を見て顔を覗き込まれてしまった。

 で、でも……海って怖いって聞くし……

 どうなんだろ……


「海、怖くないよ?」


「幽霊とか……そういうやついない?」


「いないいない」


「危険じゃない?」


「危険じゃないよ」


「あと……」

 なんかこの子……意地でも海に行きたいということなのだろうか。

 まあ……いいんだけども、そこでもし……に会ったらって思うと……嫌だなぁ。


「めんどくさい子って、あの子のことか?」

 と、カンナちゃんがやってきた。

 どうやら、ウチが悩んでることを察知してやってきたのかな。

 まあ、でも海の話と聞いたらこの人は絶対行きたがるだろうなぁ……


 いや別に……あの子が嫌って訳じゃなくて……

 その……なんというか気まづいからで!!


「お母さん……行きたいの?」


「そりゃもちろん」


「ほらぁ、まよ……カンナちゃんだってそう言ってるし〜」

 麻宵さんって言えばいいのに。

 やっぱり、葵ちゃんはこういう所あるから可愛い。


「美桜はどうなのさ」


「事前に聞いたけど、行きたいってさ」

 逃げ場なし……

 というかお母さんの場合は、とよちゃんとたまちゃんに会いたいだけでしょ。

 まあ……うーん……

 大好きな葵ちゃんの頼みだし……


「行く」


「いいの?!」


「但し!!行くからには全力で楽しむからね!!」

 遊ぶのも何するにしてもウチは全力でしたいのだ。

 だからこそ……こういう時は全力で楽しむ!!


「って……言ったは言いものの……」


「ん?」


「私……水着持ってなくて……ほら、その……外に出る機会とか無かったから……」

 そっか……そういえばそうだったよね。

 それじゃあ……どうするんだろうかこれは……


「それじゃあ、水着を買いに行けばいいんじゃないのか?」


「あ、確かに」

 ついでにウチたちも買えばそれでいいんじゃないのかな。

 心の中でそう思うと、お母さんのしっぽがピンと立った。

 もしかして、何か変なこと考えたかも。


『『巴さん(澪)を、着せ替え人形にできる……』』


 なんか、嫌な予感がするけど……とりあえずそんなことはないということを祈って……

 ウチ達は海に行くために水着を買いに行くことになった。


 寝てる美桜も連れて。


「くぁぁぁ……」

(なんか面白いことになりそうだなぁ。)





 〜数時間後〜

 葵ちゃんに連れられて、ウチ達はるみねえと新宿というところに来た。

 外に出るからって耳としっぽは幻惑で見えないようになってるけど……でも、こんなに色んな人が行き来するとこに来るとは思わなかったな。


 こんなところがあるなんて思わなかったけど……やっぱ、すごいなぁ……

 人が作るものってやっぱりウチたちが作るもの以上に素敵なものだと思う。


「ヒトッテスゴイナァ」


「ほら、カタコトになってないで。」

 いやいやいやいや!!

 絶対二人して、ウチの事着せ替え人形とかにしようとしてたでしょ!!

 だから、行きたくなかったの!!ま、まあ……その……葵ちゃんが行くから仕方なく……


「ほら、行くよっ」

 ってか、一番乗り気なの葵ちゃんとお母さんなのがまた……

 銀髪がなびいてて、綺麗だなぁとは思うけどなんか今は凄い邪悪な感じに見えてしまう……


「ほい、ここにいて」

 試着室、と書かれた場所に入らされた。

 密室……

 多分ここで服とか脱いで着るのかって、前に入ったことあるけどこんな狭いんだ。


「ん…いるはいいけど、美桜は?」


「美桜ちゃんはここにいるよ?」

 葵ちゃんの手を繋いでウチの方を見ていた。

 白いわんぴーすを着ていて、これまた素敵な感じの人に見えるけどどこか面白がってるようにしか見えないんだが。


「擬人化してるのはいいんだけど……なんかすごい笑み浮かべてるような……」


「気のせいですよ主様〜」


「ほんとかなぁ……まあ、とりあえず……なんでも持ってくればいいのさ……」


「それじゃあ、遠慮なく」

 とそそくさと散ってしまった。

 はあ……これは、とてつもない戦いになりそうだ……


 まあでも……こんな日も悪くないや。


 そう思っていると、葵ちゃんがやってきた。


「はいっ、これっ」

 見た感じだけど……

 葵ちゃんが着てる下着に似てるような……でもなんか花柄とかあって凄い可愛い感じがするからそれを見る感じだと水着というのだろう。


「これをビキニって、言うんだけど着方は、下着と同じね。あとは、不安なこととかある?」


「ううん、ないよ」

 また、下着と同じと言われたら……

 でも、恥ずかしがるより着るべし!!


「それじゃあ着れたら呼んでね〜」


「あっ、う、うん」

 なんか、一気に不安になってきた!!

 でも、何とかなるだろ……

 何かの拍子にしっぽと耳が見えたらどうしようとは思ってるけど……いやそんなことはどうでもいい。ただ、そういうことよりもちゃんと着れるか……ということだ。


「よいしょっと……」

 上はちゃんと着れた……ちょっと苦戦したけど……あとは、下か。

 下は、まあ脚と脚の間に通せば……大丈夫か。

 よし……ちゃんと、ちゃんと履けた。


 今の自分の見た目を見ると凄い……可愛いのかな。

 花柄だから段々となんか子供ぽい?のかなわかんないけど。

 まあ、可愛かったらいいや。


「巴さーん、終わった?」


「うーん、終わったー」

 と言い出てみると……

 凄い輝いた顔をしていた。やっぱり可愛いと思ってるのかな?それとも綺麗とか……なのかな。


「可愛い……綺麗すぎてこれでいいかも……」


「わかるが、まあ私が持ってきたやつもいいんじゃないか?」

 お母さんが持ってたやつは二種類でひとつはふりふりがついてて、もう一つは、前掛けがあってとても可愛く思えた。

 ウチ的にはこっち着たいかもな。


「まあ、綺麗だからこそ……見せたかったなぁ」


「お母さん?」


「いんや、なんでもない」


「とりあえず、これ着たいっ」


「ほらよっ」


「ありがとう〜」

 さて、かーてんを閉めてまた着ようとは思ったけど……

 どっちもウチが着るには勿体ないような……でも、まあ……

 可愛い……な……


「だからって、これ一緒に着るのって……ありなのかな。いや、ありでしょ」

 そう思いつつ、今着ていたものを脱ぐ。

 脱ぐのは簡単だからすっすっ、って行けるか。

 ふりふりの着いてる上を……上を……


「ふぬぬぬ……っと……着れた……」

 あとは……

 下はいいんだけど、この桃色の前掛けってどうなんだろ……腰に結ぶで……いいのかなっ。

 よし……

 とりあえず……見てみるけど……


 白いおふしょるだー?のびきにと前掛けがある水着……これは自分で選んで綺麗って思った。

 綺麗……というか、可愛い……

 帽子とか被ったらもっと良くなるかも。


「はい……こんな感じ、なんだけど///」

 なんか、恥ずかしくなってしまった……露出がそんなにあるわけじゃないのに……どんな風に見られるか分からなくて……怖いけどなんか……


「だめ、かな……」

 そう言うと二人して全力で首を降り始めた。そ、そんなに似合うの?


「ううん……どうすればこの可愛さが伝わるかなって思って……」


「か、鏡……見たんだよな?」

 と言われてもう一度見ると……なんだか凄い綺麗に見えた。

 自分なのに……どうしてだろう……分かんないけど……これを見とれるっていうのかな……


「似合うよ、凄い」


「私もそう思う!!」


「主様綺麗……」

 皆、嬉しいこと言ってくれるなぁ……

 ウチも皆の水着姿見たいけど……

 多分、見れるのはだいぶ先になるんだろうなと思ってしまった。


「えへへ、みんなありがとう!」


「じゃんじゃん着せようよ、カンナちゃん、美桜ちゃん!!」


「そうしましょう!!」


「ええそうね!」

 なんだか、乗り気になってしまった……

 あはは……

 これは、逃げられませんよね……


「「「当たり前です」」」


「ですよねぇ……」


 この後、何時間ものの間、お店にある水着を全部試着させられたのでした。


 to be continued

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