( ゚Д゚)ハァ? 私天才令嬢なのだが?

ラゲク

( ゚Д゚)ハァ? ゴブリン退治に行くのだが?

第1話 天才令嬢クルリナ・マルデスゲーナ

 「ミノル! ゴブリン討伐に行くわよ!」

雲1つない気持ちの良い朝なのに、この女の暴走に付き合わされることになるとは、俺の休日はいつになったら訪れるのだろう……

「おい、ミノル聞いているのかしら?」

いつもこうだ、奴隷である俺の事を無理やり誘って

「おい、貴様奴隷の癖に返事も出来ないの?!」

女は怒って俺の脛をゲシゲシと蹴ってくる。

高校生ぐらいの少女の癖に強力な蹴りを放ってくる。

「イタダダタ……、お、お嬢様落ち着いてください。聞いていますから!」

俺はお嬢様の攻撃に今日も負けてしまった。

「わかればいいのよ、わかれば!」


 「どうしてゴブリン退治を?」

このお嬢様の名はクルリナ・マルデスゲーナ、コルトラン王国の貴族マルデスゲーナ家のおてんば娘だ。そんな彼女がゴブリン退治をしたいとおっしゃるのだ。一体何を考えているのか。

「どうやら民たちが、魔物のゴブリンに畑を荒らされて困っているらしいの、私はマルデスゲーナ家の娘として、民衆たちの為にゴブリンを退治しにいくのよ!」

ほう、このクルリナお嬢様が下々民にね。

俺は少し感心してしまった。いかんいかん、絶対に何か裏があるはずだ。

「そうですか、行ってらっしゃいませ」

「あんた、聞いていなかったのかしら? 一緒に連れてってあげるって言ってるのよ!」

俺に拒否権は無かった。一緒にゴブリンを倒そうじゃない、

「私の剣と防具一式、その他もろもろの荷物運びなさい!」

ただの荷物運びである。

「あ、あの……」

俺が何か言おうとすると「奴隷に人権は無いわ」と言って俺の頭を鷲掴みして、無理やり連れて行こうとする。ゴリラ並みの握力に俺はなす術なく彼女のわがままに付き添うしかない。


 「おや、クルリナじゃないかどうしたんだ?」

暴力令嬢に声をかける人物、コルトラン王国騎士団の団長にして、マルデスゲーナ家長女、クルリナの実の姉、ルリア・マルデスゲーナだ。

暴力お嬢様のクルリナと違い、綺麗で美しくカッコいい騎士団団長様のルリア様は奴隷の俺の事も大切にしてくれる。

「お姉さま!」

クルリナもルリアの事を姉として、信頼と憧れを抱いている。

ルリアを見つけるなり、俺の事を投げ捨てるほどに……

「クルリナ、ミノルの事をもっと優しく扱ってやれ。こいつはお前のわがままにいつも付き合ってくれるのだろう?」

倒れている俺に「大丈夫か?」と声をかけてくれる。「キズとかないか?」「ちゃんと食事はとれているか?」と、顔を近づけて心配してくれる。

もしかして、このままキスしちゃってもルリア様なら許してくれるんじゃない? 

おれは気持ち悪いことを考えていた。

「お姉さまはこの男に優しすぎます」

「そういうお前はこの男に厳しいな、もしかして好いているのか?」

ルリアが妹をからかう、クルリナは全力で否定するが、こんな地雷女こっちから願い下げだ、昔アニメとかで暴力系ヒロインとか流行ったらしいが、この女と過ごしてみろ考えを改めるぞ。


「それでお前たちは今日何をして遊ぶのかな?」

「はい、私たちはこれからゴブリン退治に行くのです」

「え……」

ルリアは驚いていた。クルリナが危ないからじゃない

「クルリナ、その件は私達騎士団が……」

「いいえ、お姉さまはお忙しいのですから、私が退治しに行きます。」

ルリアに何と言われようとこの女は止まらなかった。


「それではお姉さま行ってまいります!」

クルリナは姉に行くことを伝えた後、剣をブンッと投げた。ミサイルの如く飛んで行く剣の上に俺を担いだまま飛び乗った。

「お前は桃白白たおぱいぱいか!」

「なにそれ美味しいの?」

ミサイルとなった剣は徐々に速度を落としていく、俺は彼女にこの剣は何処に向かっているか恐る恐る聞いてみる。

「あ、あの~、お嬢様、この剣は一体どこに向かっているのでしょうか?」

「わかんないの? ほら、見えて来たじゃない!」


俺たちの前方に冒険者ギルドが見えてきた。

ああ、クエスト受注しに来たのか……



 砂埃がまっている。

そりゃそうだ、ものすごい速度で剣が来たのだから、ギルド内は大騒ぎだ。

「ぎゃあああああ~」

悲鳴も聞こえる。

そりゃそうだ、俺の体がグチャグチャに折れ曲がっているのだから。

「ああ、ご心配なく、いつもの事です。」

俺はグニャグニャになった四肢をたこ足の様に動かしてお嬢様の側に行く。

「さあ、ゴブリン退治を受けに来たわ!」

「あ、あの……クルリナ様、もうこのような入り方は今後控えて頂けると……」

ギルドの受付嬢のお姉さんが勇気を振り絞って言うが、彼女には意味がない。

「( ゚Д゚)ハァ? 私天才令嬢なのだが?」



クルリナ・マルデスゲーナ イメージ画像 

(おっぱいちょっと大きめです)

1 https://kakuyomu.jp/users/rageku/news/16818622176511988017

2 https://kakuyomu.jp/users/rageku/news/16818622176512057347



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