第5話 何処か遠くで

煌めく星屑を仰いでいたら


何処か遠くで


僕の為に泣いてくれてる人が居る


そんな気がして


僕はそっと涙を拭った


秘かに、二人の為にと


涙を捨てたんだ



ふんわりと白い綿雲を見ていたら


何処か遠くで


僕の為に微笑んでくれてる人が居る


そんな気がして


僕は口笛を吹いた


優しく、二人の為にと


口笛を流したんだ



大きくて高い青空に吸い込まれていたら


何処か遠くで


僕の為に手を差し延べてくれてる人が居る


そんな気がして


僕はそっと呼んでみた


手を繋ごう、二人の為にと


呼んでみたんだ

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