第1話
「行ってきまーす」
今日は日直で学校に早く行かなければならないのだ。
「ガチャ」
それなのに、向かいの家のドアが開いた。翔真だ。最悪だ、時間を少しずらそうとも考えたが、そうすると乗りたい電車に乗れない。ここは田舎すぎて、数時間に一回しか電車が来ないのだ。なんで翔真もこの時間なの?かなり時間は早いはずなのに…
「きゃっ!」
「
「た、助かった、」
「助かったじゃねぇよ!お前赤信号無視して車に轢かれそうだったぞ!」
「ごめん、ありがと、だけど手離して」
感情が気まずいと恥ずかしいが混ざって混乱している。そんなことを考えていたら学校に着いていた。
「流夏おはよ〜」
「
「そうそう!いつも部活の朝練があるからね〜」
「バドミントン部忙しそうだもんね〜」
「そうなんだよね〜」
「頑張ってね!」
希望は私の親友でバドミントン部でいつも朝練があるため忙しいそうだ。
日直の仕事が終わり、いつもより早くきているため、教室で友達におすすめされた恋愛小説でも読んでみる。今日、翔真に手を触られたことを思い出し、顔が少し赤くなる気がする。なんだろう、この感情。
忘れられない青春 瑠流 @sora_yume
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