嫌われ者になりたいわけじゃない
子どもの時から友達はいなかった。帰る方向が一緒だから、そういう友達はいたけれど、帰宅後も一緒に遊ぶ友達なんていなかった。
小学校中学年まではあまり自覚はなかった。けれど、高学年になってハッキリとわかった。
私に非がなかったわけではないことは、わかっている。
無駄に頭がよかった。いまでいうところの、ギフテッドに該当したんじゃないかな。
言葉を発するのも文字を覚えるのも早かったらしいし。
そして、自分が知っていることは当たり前のことで、
「何でこんなことも知らないの?」
そして、周りの大人がすごいすごいと褒めてくれるものだから、曲がった自尊心が根付いたのだろう。親を含めた周りが悪いわけではないと思う。そういう特性だったということじゃないかな。常に反抗的だったし。それに、どこかで自分はお姫様だと思っていたような気がする。
それは、いじめられるよね。でも、どうしたらよかったのだろう。いじめられるようになってからは、自分の心を守るために間違った自尊心を大きくするしかなかったのだから。
いじめられたことで、観察力までついてしまった。
ほかの人が何も疑問に思わないことに、気が付いてしまう。違法ですよ、指摘しても無視される。こちらの方法のほうが合理的ですよ、提案してもいままでしてきたことだからと邪険にされる。そうするとムキになってしまう。
ヒトって、基本的に変わりたくないのだと思う。変化を促す者は敵になる。
法に則った合理的な方法を実施する方が、あなたたちの身を守ることにつながる。そう説明しても、ただただ、嫌われていくだけだっていうことだよね。
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