距離
当日待ちに待った17:00。そこには信じられない光景が。
れいの姿だ……
怖い……顔が既に怒っている。
「なんの用……先生からもう杏とは二度と関わらないことと、二度と杏の話題を出さないことって言われたでしょ?」
「お前ふざけんなよ」
「ほんと昔から変わってないわ。人に話広めて女子達全員味方につけて1人じゃなんにもできないガキだったもんな。俺が新しい彼女と幸せそうなのが悔しいの?w」
その瞬間思いっきりれいの頬をビンタした。
「あんたおかしいよ…別れた後にあんたが幸せになろうがそんなのどうだっていい。でも人を傷つけて陥れるのは人としておわり。そんなんじゃ一生幸せになれないよ」
「あんま杏の気持ちを見くびらないでよ。杏だってもうバカじゃないし、あんたがいなくても生きていけるから。」
「こっちは別れる時にしがみつかれて泣かれてトラウマになるわ。お前みたいなメンヘラで重い泣き虫面倒女、二度と付き合いたくない。気持ち悪いし顔も見たくないわ。ほんとに一生幸せになれないのはお前の方じゃね?」
れいの口から衝撃的な言葉が止まらない。
なぜなら、嘘つくのも女子に冷たくするのもできない人だったから……
杏はまだれいのことが心のどこかで好きだったのだろう。
ショックで立つことすら難しいくなっていた。
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