傷
しかし、2人の幸せは上手く続かない。
杏が月経困難症だったのだ。
度々情緒不安定になってしまい、れいにあたってしまった。
れいの女の子達から嫌がらせされた時、腕を痛々しく切り刻んでしまった。
れいは深く自分の事のように傷ついた。
れいは杏が知らないうちに、杏のことを深く深く愛していたのだ。
れいはそれでも「痛かったね、辛かったね」って
「一緒に治そう」って
頭を撫でて抱きしめてくれた。
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