2人は喧嘩がいつの間にか絶えなくなっていた。


それでも絆は固い。愛も深い。


「喧嘩しても俺は杏のことが大好きで大切にしたいって思ってる」


仲直りする時はかならず杏のクラスまで来てくれた。


でも、それがれいにとって負担になっていたことは知らなかった。


「もう次こういうことがあったら俺は耐えられない」


こういう言葉をいうことも、増えていったね。


それでも杏は、自分なりに愛そうと、尽くそうとした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る