追いかける君、逃げる僕。

 人間関係あるあるですが、言ってはいけない決定的な一言って、やっぱりあるんだよなぁ……と、改めて気づかされる作品でした。

 言われたくない言葉は勿論、人によって異なるからこそ、すれ違う。他人にとったら小さなことでも、本人にとっては衝撃の言葉だったりするのですよね……。

 愛情の伝え方や受け取り方も……これはどちらが悪いとかではなく正解がないからこそ、人は時間をかけて学んでいくのだと思う。

 自分に合ったスピードで、それぞれの終着駅へ向かうのが人生。流動する人の波間、駅という舞台で起こった恋の終わりを、切なく綴ったリアルな作品です。