チャクラガールは竜の子を身ごもりたい
アライコウ
【解説】登場人物紹介
第一章では、以下の4人を把握していれば大丈夫です。
【プリヤ】
物語の主人公である少女。
赤子の時に山に捨てられたが聖仙シーリに拾われ、仙界で育ち、修行の末に神秘の力「チャクラ」を目覚めさせる。
戦乱の世を正したいと思っているが、自分ひとりでは不可能と悟っていた。そこで聖典にして叙事詩『ハラーマーセタ』に記述がある、世界創造の主たる竜神たちの子を身籠もり、英雄を生み出せば世直しが出来ると考えた。
十七歳の旅立ちの日、その考えを知ったシーリと一度は喧嘩になってしまうも、最後には認められ、竜神たちに会うため各地を巡っていく。
滑らかな褐色の肌と、圧倒的な巨乳の持ち主。
好物はカリーとスパイス。
【聖仙シーリ】
プリヤの育ての親にして師匠である聖仙(俗世から離れて修行する賢者)。
山の麓に捨てられていたプリヤに「チャクラ」の才能が秘められていることを見抜き、ひとりで生きていけるようにと優しくも厳しく育てる。
十七歳になったプリヤを俗世に帰そうという時になって彼女の目的を知り、喧嘩になってしまう。しかし負かされ、温かく送り出した。
以後は仙界から静かにプリヤを見守ることに。
【マリヴヤ山の竜神】
世界を創造した「八大竜神」の一柱。固有名はない。
竜の峰と呼ばれるマリヴヤ山の頂上に棲み、人間の世界を常に見下ろしている。
途方もないことを考えて自分に会いに来たプリヤを最初は邪険に扱うが、次第に興味を抱いていく。
【サヨーカ王】
数百年続く王朝・ゴインナ朝の第十三代君主。
大陸全土統一の野望を持ち、数十年前に君主の座を継ぐや周辺国に戦争を仕掛けた。
その戦争はまだ続いており、プリヤが何としても止めたいと考えているラスボス。
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