第15話「亡者の谷」

「これが死の沼地か...」


レインが目の前に広がる灰色の風景を見渡した。茶色く濁った水、枯れた木々、そして至る所に点在する白骨。不気味な霧が沼地全体を覆い、視界を遮っていた。


「気持ち悪い...」リーフが鼻をつまんだ。「硫黄の匂いがする」


私たちは光のかけらを手に入れた後、大陸を横断して西へと向かっていた。目的地は亡者の谷。そこには八つ目のかけら—闇のかけらがあるとされている。しかし、その前にこの不気味な沼地を越えなければならない。


「気をつけて進むんだ」シルヴィアが注意を促した。「この沼には『腐食スライム』『骨鳥』『沼鬼』などの危険な生物が潜んでいる」


「どうやって進めばいいの?」私は不安げに泥の上に置かれた細い木道を見た。


「この木道を使う」シルヴィアは説明した。「だが、常に警戒を。木道は所々腐っている可能性がある」


「私が先導するわ」私は言った。「センスエンハンスで安全な道を探れるはず」


「頼む」シルヴィアが頷いた。


一列になって木道を進み始める。私は先頭に立ち、センスエンハンスを最大限に働かせた。足元の木の強度、周囲の空気の動き、水面下の気配...全てを感じ取る。


「ここは危険」私は腐った板を指さした。「一人ずつ飛び越えて」


全員が慎重に進む。霧が濃くなり、視界は五メートルほどになった。気温は低く、湿った冷気が肌を刺す。


「何かいる...」私は突然立ち止まった。「右手の水中に」


全員が警戒態勢を取る。しばらくして、濁った水面が盛り上がり、灰色の粘液状の生物が現れた。


「腐食スライムだ!」マリアが警告した。


スライムは木道に向かって這い上がってきた。その体から硫黄の匂いと酸のような蒸気が立ち上る。


「下がって!」レインが前に出て、剣を構えた。


「火の魔法が効くはず!」シルヴィアが呪文を唱え始めた。


私は双剣を抜き、スライムの動きを観察した。センスエンハンスで感じ取れるのは、不定形な体の中の核のような存在。そこが弱点だろう。


「シルヴィア、合図したら!」


スライムが木道に完全に上がり、こちらに向かって迫ってきた。私は一瞬で距離を詰め、スライムの中心を目掛けて双剣を突き出した。


「今!」


私が跳びのくと同時に、シルヴィアの火の魔法がスライムを直撃。灰色の粘液が炎に包まれ、悲鳴のような音を上げながら燃え上がった。


「やった!」


しかし、勝利の声はすぐに消えた。周囲の水面が次々と盛り上がり、さらに多くのスライムが現れ始めた。


「囲まれるぞ!」リオンが弓を構えた。


「走れ!」シルヴィアが叫んだ。「戦っている暇はない!」


全員が木道を走り始めた。私は先頭で安全な道を示し、レインが後衛を務める。リオンの矢とシルヴィアの魔法で迫るスライムたちを牽制しながら進む。


「あっ!」


突然、リーフが足を踏み外した。腐った板が折れ、彼女の足が沼に浸かる。


「リーフ!」


マリアが彼女の腕を掴み、引き上げた。しかし、沼に触れた足から灰色の霧のようなものが立ち上る。


「痛い...!」リーフが顔をしかめた。


「毒だ」マリアが彼女の足を調べた。「浄化の魔法を使うわ」


「急いで!スライムが近づいてる!」


マリアが治癒の魔法を唱える間、残りのメンバーはスライムたちと戦った。私とレインが前線で攻撃し、リオンとシルヴィアが魔法と矢で援護する。


「リーフ、大丈夫?」マリアの治療が終わり、私たちは再び走り始めた。


「なんとか...でも足がまだ痺れるわ」


「支えるよ」リオンが彼女の肩を抱えた。


さらに先へと進むと、霧の中から樹木のシルエットが見えてきた。沼地の終わりが近いのかもしれない。


「もう少しだ!」


しかし、その時、頭上から鋭い鳴き声が聞こえた。霧の中から白い影が飛来する。


「骨鳥だ!」


骨だけでできた鳥の姿。その嘴は鋭く、眼窩には赤い光が宿っていた。複数の骨鳥が私たちに向かって急降下してくる。


「頭を守れ!」


レインが盾を頭上に掲げ、鋭い嘴の攻撃を防ぐ。私は双剣を回転させ、接近する骨鳥を撃退した。


「このまま走れ!」


全力で木道を駆け抜ける。骨鳥の攻撃を受けながらも、前進を続けた。ついに霧が薄くなり、沼地の端が見えてきた。


「あそこだ!」


最後の力を振り絞って走り、ようやく乾いた地面に辿り着いた。振り返ると、骨鳥たちは沼地の境界を越えられないのか、怒りの鳴き声を上げながらも引き返していった。


「やれやれ...」レインが肩を落とした。「死の沼地を越えたか」


「みんな、怪我は?」シルヴィアが全員を確認した。


幸い、リーフの足の毒以外は軽傷で済んだようだ。マリアの治療魔法で、リーフの状態も少しずつ回復していた。


「ここで休憩しよう」シルヴィアが提案した。「亡者の谷はその先だ」


丘の上から見下ろすと、沼地の向こうに深い谷が見えた。その谷間には灰色の霧が漂い、木々は全て枯れていた。不気味な静けさが支配する、生命の気配のない場所。


「あそこか...」私は呟いた。「闇のかけらがある場所」


「伝説では、『幽玄窟』という洞窟の奥にあるとされている」シルヴィアが説明した。「だが、その洞窟に辿り着くまでが困難だという」


「どんな困難が?」リオンが尋ねた。


「亡者の谷の名の通り、そこには死者の魂が彷徨っているとされる」シルヴィアの表情は厳しかった。「彼らは生者を憎み、谷に迷い込んだ者を永遠に彷徨わせるという」


「怖い...」リーフが震えた。


「恐怖に負ければ、それこそ彼らの思う壺だ」シルヴィアは立ち上がった。「心を強く持て。私たちには目的がある」


休息の後、私たちは谷へと下りていった。険しい坂を降りると、すぐに気温が下がり、霧が濃くなる。足元の草は灰色に変色し、触れると粉になって崩れた。


「ここは死の力が満ちている...」マリアが周囲を警戒した。「生命の魔法も弱まるわ」


「センスエンハンスも...変化しているわ」私は言った。


不思議なことに、センスエンハンスで感じ取れる情報が変わっていた。通常なら生命や動きを感じ取るスキルだが、ここでは「不在」を感じ取るようになっていた。生命がないこと、動きがないこと—それ自体を一つの情報として捉えられるようになっていた。


「変わったことは?」シルヴィアが尋ねた。


「生命の不在を感じられるの」私は説明した。「それが...逆に異常を見つけやすくしてくれるわ」


「それは有利かもしれないな」レインが言った。「この谷では、動くものこそ警戒すべきだろうから」


谷の中央に向かって進むにつれ、霧はさらに濃くなった。時折、霧の中に人影のようなものが見える気がするが、近づくと消えてしまう。


「あれは...幻?」


「おそらく」シルヴィアが低い声で言った。「亡者の谷の亡霊たちだ。彼らを直視せず、目的に集中するんだ」


しかし、幻影は次第に増えていく。霧の中から現れては消える人型の影。時には悲しげな顔が一瞬見え、時には怒りに満ちた表情が浮かび上がる。


「無視するのが難しくなってきたわ...」リーフが言った。


その時、私はセンスエンハンスで奇妙な感覚を捉えた。前方に...何かがある。生命でも死でもない、その中間のような存在。


「あそこ」私は指を指した。「洞窟の入り口だと思う」


霧の中に、岩肌に開いた暗い穴が見えた。幽玄窟の入り口だろう。


「行くぞ」


しかし、洞窟に近づくと、霧が急速に濃くなり、幻影もより鮮明になった。それだけではない。幻影が私たちの前に立ちはだかり、道を塞ぐように並び始めた。


「彼らは...私たちを止めようとしている」マリアが言った。


「通してくれ」シルヴィアが前に出て言った。「私たちは闇のかけらを求めている」


幻影たちは動かない。むしろ、より多くの亡霊が集まってきた。彼らの表情には怒りと悲しみが混ざっている。


「どうすれば...」


私は集中し、センスエンハンスを使って亡霊たちの本質を探った。彼らは単なる霊ではない。何かを求めている...何かを訴えている。


「彼らは...解放を求めているのかもしれない」私は言った。「ここに囚われているんだわ」


「囚われている?」レインが眉をひそめた。「何に?」


「闇のかけらの力かもしれない」シルヴィアが推測した。「かけらの力が彼らを引き寄せ、この谷に縛り付けているのかもしれん」


「だから私たちを止めているの?」リーフが尋ねた。


「いいえ...」マリアが言った。「彼らは助けを求めているんじゃないかしら」


私はゆっくりと前に進み、最も近い亡霊に手を伸ばした。もちろん、手は通り抜けるはずだった。しかし、不思議なことに、かすかな抵抗を感じた。まるで薄い布に触れるような感触。


「私たちは...あなたたちを助けたい」私は亡霊に語りかけた。「闇のかけらを正しく使うために来たの」


亡霊は私を見つめ、そしてゆっくりと頭を下げた。まるで理解したかのように。その後、道を空け始めた。


「通してくれるの?」


亡霊たちは洞窟への道を開けた。しかし、彼らの表情には今なお悲しみが刻まれている。


「ありがとう...」


私たちは亡霊たちの間を通り、洞窟の入り口へと向かった。入り口は思ったより大きく、内部は完全な闇に包まれていた。


「松明を」シルヴィアが言った。


レインが松明に火を灯すと、洞窟の内部が少し見えるようになった。石の壁には古代の文字が刻まれている。


「『光を捨て、闇を抱けば、真実が見えん』」マリアが文字を読み上げた。


「光を捨てる?」リオンが疑問を呈した。「松明を消せということか?」


「そうかもしれない」シルヴィアは考え込んだ。「だが、完全な闇の中を進むのは危険だ」


「私が先導するわ」私は言った。「センスエンハンスがあれば、闇の中でも進めるはず」


「確かに」シルヴィアは頷いた。「では、アリアを中心に進もう」


松明を消し、完全な闇の中に立つ。最初は何も見えず、恐怖が胸をよぎる。しかし、すぐにセンスエンハンスが活性化し始めた。


驚くべきことに、暗闇の中で周囲の形状が感覚として掴めるようになってきた。壁の位置、床の凹凸、天井の高さ...全てが触れずとも理解できる。


「すごい...」私は呟いた。「見えるわ...というか、感じられる」


「道案内してくれ」シルヴィアが言った。


私は先頭に立ち、仲間たちの手を引きながら洞窟の奥へと進んだ。道は複雑に曲がり、時には急な下り坂になったり、狭い隙間を通ったりする。しかし、センスエンハンスの導きで、迷うことなく進めた。


「ここで右に...気をつけて、段差があるわ」


完全な闇の中を進み続けること約一時間。突然、私は立ち止まった。


「何かある...前方に」


感覚的に捉えたのは、広い空間。そして、その中央に浮かぶ何か...形のないもの。


「目的地に着いたようだ」シルヴィアが言った。「松明を灯しても良いだろうか」


「ええ、ここなら」


レインが再び松明に火を灯すと、驚くべき光景が現れた。巨大な地下空洞の中央に、黒い水晶のような物体が浮かんでいた。闇のかけらだ。周囲には複数の石の台座があり、その上には骸骨が横たわっている。


「これは...儀式の場所か」マリアが周囲を調べた。


かけらに近づこうとすると、突然、骸骨たちが動き始めた。彼らはゆっくりと立ち上がり、私たちを取り囲む。


「くっ...」レインが剣を構えた。


「待って」私は言った。「彼らも亡霊と同じかもしれない。敵意はあまり感じないわ」


骸骨たちは私たちを見つめ、そして一斉に指を闇のかけらに向けた。


「何か...伝えたいのね」


「文字だ」マリアが骸骨の足元に目をやった。「彼らが石の上に文字を刻んでいる」


「『闇を受け入れる者に、闇は道を示す』...」


その言葉が響いた瞬間、かけらが強く脈動し始めた。その周りの空気が渦を巻き、黒い霧のようなものが広がる。


「試練か...」シルヴィアが警戒した。


黒い霧が私たち一人一人を包み込み始めた。視界が奪われ、仲間の姿も見えなくなる。そして...


「なっ...!」


霧の中に、私自身の姿が見えた。しかし、それは暗い面—恐怖、孤独、不安...自分の中に潜む全ての弱さや闇が形になったかのよう。


「これは...光の塔での試練の逆?」


光の塔では自分の影—内なる闇を認めることが試練だった。ここでは闇そのものと向き合うことが求められているのかもしれない。


私は自分の闇の姿に近づいた。恐怖はあるが、逃げ出す選択肢はない。


「私はあなたを恐れない」私は言った。「あなたも私自身だから」


闇の姿は動かなかった。ただ、悲しそうな表情でこちらを見ている。


「光だけでなく、闇も受け入れる」私は手を伸ばした。「それが完全な自分自身」


私の手が闇の姿に触れた瞬間、不思議な感覚が全身を包んだ。闇が私の中に流れ込み、そして...安らぎを感じた。闇は恐怖ではなく、もう一つの形の安定だったのだ。


黒い霧が晴れ、再び空洞の中に立っていた。仲間たちも同様に試練を乗り越えたようだ。全員の表情に、何かを理解した深い静けさがあった。


「闇を受け入れたな」シルヴィアが静かに言った。


闇のかけらが私たちの前に降りてきた。黒く輝く結晶の中には、星のない夜空のような深い闇が広がっている。


「私が受け取るわ」


かけらに触れた瞬間、強烈なビジョンが脳裏に浮かんだ。凍てつく森の湖。氷の下の扉が大きく開き、その向こうに「深層」が見える。暗い空間に浮かぶ無数の光の粒—囚われたプレイヤーたちだ。そして、扉の前には影の王が立っていた。彼は最後のかけら—核のかけらを手に持っている。


「駄目...核のかけらを...」


ビジョンの中のルナが叫ぶ。しかし、影の王は笑みを浮かべ、かけらを「深層」へと投げ入れた。すると、恐ろしいことが起きた。深層が膨張し始め、現実世界に侵食し始めたのだ。


「ぅっ...!」


ビジョンが途切れ、現実に戻る。私は震える手でかけらを握りしめていた。


「何を見た?」シルヴィアが緊張した声で尋ねた。


「警告...」私は震える声で言った。「影の王が核のかけらを深層に投入すると...世界が崩壊する」


「なんだって?」


「深層が現実世界を侵食し始める...閉じ込められていたものが解放されるの」


「黒い霧の正体か...」シルヴィアの表情が硬くなった。「私たちは核のかけらを確保せねばならん。それが最優先だ」


「かけらの場所はわかるの?」リーフが尋ねた。


「伝説では『始まりの神殿』にあるとされている」シルヴィアが言った。「大陸の中心、『創造の谷』だ」


「そこは最も古い場所と言われている」シルヴィアは続けた。「この世界が生まれた原初の地だとも」


「核のかけらがそこにあるのも納得ね」マリアが言った。「始まりの場所に、創造の力が眠っている」


「でも、影の王も目指しているんでしょう?」リーフが不安そうに尋ねた。


「おそらくな」シルヴィアの表情は厳しかった。「時間との勝負だ」


闇のかけらを大事に収め、私たちは洞窟を後にする準備を始めた。骸骨たちは再び動かなくなり、台座に横たわった。彼らはもう安らかに眠っているようだった。


「戻り道はわかる?」レインが尋ねた。


「ええ」私は頷いた。「センスエンハンスで覚えているわ」


再び完全な闇の中を進み、洞窟の入り口に戻る。外に出ると、亡霊たちが待っていた。彼らは私たちを見つめ、そして...一斉に頭を下げた。


「彼らも解放されるのね」マリアが微笑んだ。


「闇のかけらの力が弱まったのかもしれない」シルヴィアが言った。「彼らを縛っていた力が」


亡霊たちは少しずつ薄くなり、霧のように消えていく。彼らの表情には、もはや悲しみはなく、安らぎがあった。


「さあ、創造の谷へ向かおう」シルヴィアが言った。「道のりは長いが、急がねばならん」


谷を登り、死の沼地を迂回するルートで戻ることにした。夜が近づいていたため、丘の上に簡易的なキャンプを設営する。


「八つのかけらを集めた...」私は集めたかけらを並べて眺めた。水、風、火、土、雷、氷、光、そして闇。それぞれが固有の輝きを持ち、中に無限の力を秘めているように見える。


「最後は核か...」レインが呟いた。


「みんな」私は真剣な表情で全員を見た。「ビジョンで見たこと...あれは絶対に避けなければならないわ」


「ああ」シルヴィアも厳しい表情で頷いた。「影の王が核のかけらを手に入れ、深層に投入すれば、このゲーム世界だけでなく...」


「現実世界にも影響があるの?」リーフが驚いた声を上げた。


「わからない」シルヴィアは正直に答えた。「だが、少なくとも囚われているプレイヤーたちは救えなくなる」


「それだけは避けなければ」レインが握りこぶしを作った。


「あと一つ...」私は決意を固めた。「核のかけらを見つけて、全てを解決する」


その夜、私は不思議な夢を見た。八つのかけらが円形に並び、中央に空白がある。そこに核のかけらが入るべきなのだろう。かけらたちは輝き、互いに光の筋を放っていた。そして...音が聞こえた。「これは始まりであり、終わりでもある」


朝を迎え、新たな旅の準備を始める。創造の谷までは数日の旅になるだろう。


「影の賢者たちも動いているはず」シルヴィアが言った。「警戒を怠るな」


「どんな罠が待っていても、核のかけらを確保するわ」私は言った。


出発前、私は一人で丘の頂に立ち、遥か遠くを見た。そこには、かすかに見える山々と、その間の谷—創造の谷があるはずだ。


「必ず...みんなを救う」


センスエンハンスが体内で脈動するのを感じた。これまでの旅で、このスキルは進化し続けてきた。水の流れを感じ、風の軌跡を追い、火の熱を操り、大地の強さを知り、雷の速さを捉え、氷の静寂を聞き、光の道筋を見、闇の安らぎを受け入れた。


そして次は...全ての中心、核。


最後の旅が始まろうとしていた。

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