第5回 「ナーロッパ」とは

< ピクシブ百科事典さんより引用 >


ファンタジー創作、特に『小説家になろう』界隈で用いられる中世欧州風ではあるが似て非なる世界の通称。RPG風異世界観。

※ただし、具体的には作中の異世界において、現実世界における中世ヨーロッパではあり得ない描写が発生することへの揶揄を含んでのこと、とあるので、他人さまの作品へはこの表現を避けた方が無難かと……。


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さすがに、Wikipediaさんにはなかった。


「えー、今さらナローッパかよ」って思わないでください。結構いい言葉だと思うんですよ。

「歴史小説」は書く人を選びます。読む人も選びます。ある方が書いていた創作論によると「西洋歴史小説に商業的需要はない」のだとか。


いや、歴史小説を否定しているわけではありません。私、今からここで「片倉小十郎景綱」さまについて2時間くらい語れるくらいの熱意はあります。(教科書には絶対出てきませんが、伊達政宗さまが好きな方ならご存じかも。)

初心者でもわかるように上手に解説を織り込み、主人公に感情移入できるよう仕立てた歴史小説なら面白いと思います。他サイトですが、江戸→明治の江戸の町を描いたBL小説にハマりました。実は江戸時代は私の守備範囲外ですが、とても楽しく読めました。


なのですが、やはり難しい(もしくは知らない)言葉が出てきたりするので、その世界観に浸るのに労力が必要です。


それを省いて、ヨーロッパ風の世界観に浸れちゃうのが「ナローッパ」。というわけで、私の定義はこちら。


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< 私の考える定義 >


「ナローッパ」とは

書く人読む人に「ヨーロッパ風の世界観・情緒・空気」を与えてくれるやさしい世界設定


やさしいは、両方の漢字を当てはめます。


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< あなたの考える定義を教えてください >


「ナローッパ」とは〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇である。

こちらをコピペしてもらっても構いませんし、オリジナルの言葉でもありがたいです。あなたの考える「ナローッパ」を教えてください。


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現在、応募を予定している小説公募のテーマが「西洋風ロマンスファンタジー×悪女のやり直し」となっていて、これは明確に「西洋風=ナローッパ」を指しています。

ひとつのジャンルになりつつありますね。


余談:拙作をご存じの方には参考になるかもしれない内容


< 「終末の王国」に当てはめてみる >

https://kakuyomu.jp/works/16818093089761229195


いちおう、ナローッパだと思っているのですが。

おそらく物語の半分は大砂漠を旅することになり、他にも高山地帯、森林地帯、大海原を旅する予定なので、ひょっとして旅小説なのかしら、と思ってみたり。

全然スローライフではないけど。あ、でも魔獣を狩ってご飯にしたりしているぞ!


既出の都市でモデルにしているのか以下の通りです。

みなさんが参考にした都市なども教えていただけるとありがたいです!


王都アリヴィティーム

→地中海性気候、アドリア海沿いの町(詳細未定)


ディビエラ公爵領首都モーラヴァルト

→フランス、リヨン


公国

→スイス(読者さんからスイスを思い浮かべると言われたのでそのまま採用)


砂漠の入り口の町デマ・パル

→モロッコ、フェズ


第九楼閣都市

→中国敦煌、月牙泉を中心に門前町が発展したイメージ




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