第5話「運命の出会い」

5年前。8月5日10時ごろ。横浜。


土御門美登と白寅は横浜駅西口らへんを歩いていた。


「広いわね。でも見どころが多くていいわ。」

「そうだな。でも主よ。目的地もなく歩いても意味がない。なにか歩く理由を求めたらどうだ???」

「う~~ん、そうだな。」


「あのう。すいません・・・。」

「はい???」


そこには、就活服に身を包んだ女性が立っていた。


「ひのとりたんていしゃってどこだかわかりますか??」

「ひのとり???」

「申し訳ない。私たちも旅人でな。ここの土地に住んでる山人ではない。」

「あ・・・。そうだったんですね・・・。」

「でも、、、一緒に探すことはできるわ。地図か何かあるかしら???」

「あります。これです。」


そういって、一緒に探した。


「就活中なんですか??」

「そうですね。私前の会社合わなくて・・・何か自分の力を生かせる場所にって思って就活してるんですよ。」

「そうなんですね・・・。私もなんか見つけないとな・・・。」

「今探してる場所はよさげですよ。」

「そうなんですね。」


「ありましたね。」

「ありがとうございました。とても助かりました。あの。お名前を聞いてもよろしいですか?」

「私の名前は・・・・。」


自己紹介をしあった。彼女は、藍染さんというらしい。

連絡先を交換してから解散した。


「主よ。そう簡単に名前を教えるものではないぞ。やはり、我々は終われてる未ではあるからな。まぁ・・・」

「あ・・・。そうだった・・・・。でも大丈夫だとは思うよ。彼女は・・・。」

「主が信頼したらいいとは思うがな・・・。」


そのあと、近くの喫茶店に入店をしてみると・・・。


5年前。8月5日10時ごろ。横浜。


土御門湊魅と恩慈は横浜のみなとらへんを歩いていた。


「ねえ、恩慈・・・。この海って長崎の海と一緒かな??」

「さぁな。同じだと思いたげれば・・・。」

「そういうことを聞いてるわけではないんだよなぁ・・・。」

「すまない・・・。」


「すいません。そこで何をしてるのでしょうか??」


振り向くと同い年くらいの男性二人がいた。

警察手帳を見せられた。


「あ、そうだったんですね。失礼しました。」

「いえ、ここが事件現場だったんだなんて知らなくて・・・」

「事件が起こったのは数日前ですが結構大騒ぎになりましたが・・・。」

「すまない。我々は昨日横浜に来たもんで何も知らなかったのだ。」

「鹿島君。そんな聞き方しちゃだめだよ。申し訳ございません。もし、何かありましたら神奈川県警察犯罪異能者組織取締係横浜第1課の氷川までご連絡ください。」

「わかりました。ありがとうございます。」


そういうと彼らはそこから離れて行った。


「なにかあったらって何があれば電話していいのかな・・・。あの時に連絡してもよかったのかな。」

「みなみ。その言い方はよくないんじゃないか。」

「・・・。ごめん。今の言い方はよくなかった。」


私たちはそのまま港のふちを歩いて行った。


5年前。8月5日10時ごろ。横浜。


土御門櫻蘭と奏楽は横浜の丘らへんを歩いていた。


「この川、地元の感じに似てるね。横浜にもこんな道があるなんてね。」

「そうだな。みて。あれ。土御門家みたいに丘の上に家があるよ・・・。」

「ほう。あそこには何か強そうな空気管があるな。」

「そうなの???」


「あそこに何か用でもありますか??」


振り向くと和装に刀の男性が立っていた。


「いえ、、、すいません。地元に似てるなって思ってただけです。すいません。」

「謝ることではありません。あれは私の家ですが道場もやっております。今日は休みなので中を見てみますか??」

「え・・・。」

「お断りさせてもらいます。ご厚意とはいえ・・・。」

「皆まで言わなくてもいいですよ。その通りですから。でも見たくなったら来てください。いつでも待ってます。私は、オオムロシキといいます。」

「ありがたい。」


「なんで・・・。断っちゃうの??せっかく見てみたかったのに。」

「我々は逃げてきたんだ。もしあのものが悪人だったらどうする。あのものからは信じられないほどのものを感じた。警戒は必要であろう。」

「そうだけど・・・。奏楽つまらない。」

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