2025w20 大海原に乗り出す
ハロー、地球人たち。
「一週間過ぎるのが速い!」と感じるようになってきた。
そう感じていることを落ち着いて振り返られるようになったと言い換えてもいい。
件のタンポポ調査はサンプルと調査票を送れば終了という段階。調査期間は5月末までだが、私が暮らす地域の彼らは、もうほぼ綿毛になったからだ。
本当ならもう少し広い範囲を調査したかったけれど、この春は様々なことが重なり、居住する町内の中でも住処に近いエリアに留まった。
それでも、これまでは私自身も漠然と眺めていた自分の町のタンポポたちの見え方が随分と変わった。在来種・外来種ともに数種類で織りなされているということが、自分でも分かるようになった。
何せ五年前の調査では詳しい方と行動を共にするだけで、私は言われるままに調査票を書くことくらいしかできなかった。
自分でやってみることで初めて自分のものになり始めることは、何事においても同じ。それも、外に出て学んだことを自分の故郷に生かすことができること自体が存外嬉しいものである。
さて、この春に取り掛かったことの一件が片付いた。
これより先は長期視野でコツコツと取り組む、未来への先行投資的な活動になる。
既にいくつか話題をチラ見せ的に提示してきたが、タンポポ調査と同じく、これは仕事ではなく余暇であると、あらためて提示しておきたい。
もちろん今の世において、「生きてゆくためにお金が必要」であることは間違いないだろう。
けれど、あまりに「お金」に支配されていると感じる節もある。
その感覚は年々、勢力を増している。それは時に「マネーマネー教」とでも言えそうな新興宗教性を感じるくらいだ。
今年2月、自主企画に参加する形で以下の短編エッセイを書き下ろした。
◉だから増税するっきゃない
https://kakuyomu.jp/works/16818093093867198358
先週の話に登場した「因数分解」というキーワードは、実はこのエッセイのタグにも設定していたのだけど、これに気づいた方は居られるだろうか。
今の日本国民は何でもかんでも【誰かにやってもらう】【お金で解決】【誰かに整えてもらった環境で過ごす】ことに慣れすぎていて、「そりゃあ、こんな社会構造を選んできたのだから増税も必要でしょうよ」といった言い分が、この話の趣旨であった。
国民の在り方そのものを見直しませんか? と言いたかったのだ。
けれど言葉足らずもあってか、もしかするとあまりうまく伝えられてはいなかったかもしれない。もし宜しければ、まだ手には取っておられない方も、この機会に物見遊山くらいの気軽さで観に行っていただけると嬉しい。
・税収と財源を結びつけて語る政治的論調に違和感を感じないか?(純粋になぜ?)
・ビジネスのための政治に陥ってはいないか?(バランスの崩壊)
・文句と提案はセットでどうぞ(どうせなら具体的な要望の声を挙げよう)
『だから増税するっきゃない』の中では、そんな風に日本国民の皆さんに呼びかけている。
都合良く貰い、不都合に不満を言うに終始するのは、ただの煩い動物である。
黙って行動するのが一番格好いい。
『アルケーの方舟』では、政治や経済、ビジネスの話は基本的に登場しない。
これはあくまで〈ペイフォワード実践の書〉だ。
支払うのは〈お金〉ではなく〈行動〉である。
対価として得られるものは、体験、環境、人間関係など。
これも〈書く〉という〈創作活動〉を通して、自身が書いたものを誰かに読んでもらえたり、様々な創作する人とそれを楽しむ人が共存する環境が出来上がったり、創作物を越えて「その向こうに居る人」同士の関係が出来上がったりと、
一人で出来ることは限られている。
どうせなら「自分の居場所で、できそうなことをできる分だけでも何かやる人が増えたら」と思うから、やはりこうして書くのだろう。
願わくば『アルケーの方舟』の乗組員が増え、コメント欄で各々の活動について語ったり、知識や経験談を共有してもらえるような場になれば嬉しく思う。
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