第27話 開戦直前
あれから僕たちはタムおじいとアイちゃん監督の下、皆基本力のマナ(魔力)増強や変換を見直し個々の力に見合った使い方を開発していた。
僕、ユミアやアムは独特な力のため皆より苦戦を強いられていた。
アム:『ウルク~、ユミア~オイラ達、出遅れてる?』
ユミア:「アムちゃん、人には個々の違いがあるのよ、焦らないで」
ウルク:「そうだね、もうちょっとでなんか出来そうなんだけどな~」
アム:『フンずまりかよ!』
ユミア:「アムちゃん、お下品」
ウルク・ユミア・アム:「『はっはっはっはっは・・』」
アイちゃんとタムおじいは3人の会話を微笑ましく見守り、密かにこの幸せを護るための決意を更に固める。
シグム:「アララハギ流聖剣・イアムフィア(閃光剣)!!」
シグムが聖剣の奥義を放つ、その強大な力は以前とは比べ物にはならなかった。
タムおじい:「うむ、まぁまぁの威力じゃな」
シグム:「ありがとうございます、タム師匠」
タムおじい:「強力じゃが、単発ではダメじゃ威力を落とし連撃し相手のスキを作り出し最大威力を叩き込むのはどうじゃ」
シグム:「確かに・・・、マナ(魔力)操作がより複雑になりますね」
タムおじい:「そのぐらいは、やらんとな」
シグム:「はい、頑張ります」
シグムさんは威力が倍増したことに喜んでいたが、タムおじいにもう一段上の攻撃仕様を言われ少し凹んでいたが、直ぐに意見を聞きいれ技の進化に取り組み始めた。
他の勇者パーティの皆もアイちゃんとタムおじいの意見を聞き自分の魔術や武器術などを進化させる努力をしていた。
そんな中でアイちゃんが皆に各人の位置が分かるように魔術で施した発信機を手首に刻印し魔術詠唱で位置が頭の中で分かるように施してくれた。
これで皆の位置が分かり助けに行きやすくなった。
夕食後は敵が攻めてきた時の戦略を皆で話し合いをする日々を過ごしていた。
そしてその時は突然やって来た。
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空を埋め尽くす魔空母戦機333隻が何故か一直線にアイちゃんやタムおじいの家に向かってきていた。
これは謎の正体不明者によるものである、正体不明者はエイムが魔の森上空に1個師団1万の軍勢が魔空母戦機で現れた時にいつの間にかエイムがいる戦闘指揮所に現れエイムにユミアの居場所を指示していた。
エイム:「何故貴方はユミアがいる場所が分かるのですか?」
エイムは正体不明者に内心、恐怖を覚えるも今ある疑問を聞いてみた。
???:「それは、秘密だよ、分かるときが必ずくるよ」
エイム:「そうですか・・・・その時を楽しみにしています」
エイムはそう返事をし、そこから沈黙してしまう正体不明者はピクニックでも行くが如く笑みを浮かべ楽しそうにしていた。
魔空母戦機館長:「もうすぐ目的地周辺になります、この後どうしますか?」
エイム:「先ずは私達数名が行き交渉します、ただ降伏してもユミア以外は処刑します」
???:「ふっふっふっ、楽しいですね♪」
エイムは正体不明者の態度にいら立ちを感じるが表には出さず淡々と一緒に行く者を選別し魔飛行戦に乗り込む、エイム自身が行くのは失態の原因である勇者パーティを自ら殲滅したいがためであった。
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ウルク:「来たよ!皆!敵だ333機の大きい飛行機がこっちに来てる」
アイちゃん:「良く気が付いたわね」
タムおじい:「偉いぞ、ウルク」
アム:『えっ何も感じないけど??!』
ユミア:「どの辺りに来てるの?ウルク」
ウルク:「今は魔の森に入って来た所かな」
キュリヤ:「そんな遠くの気配を探知したのか?!」
タムおじい:「そうじゃな、敵の数が多いから分かりやすいかのう~」
アイちゃん:「そうね、人員は1万ってところね」
僕が遠くにいる敵の気配を察知していたがタムおじいとアイちゃんは既に分かっていたようだった。
他の勇者パーティの皆に一瞬の緊張が走ったが、何だかいつも通りな僕達の雰囲気を感じて不安な気持ちが無くなっていた。
エアロン:「じゃー作戦通りに行きましょうか」
クーノ:「先ずワイが索敵してこようか?」
ディ:「どうしましょうか、アイ師匠、タム師匠」
タムおじい:「まぁ焦らんで良いじゃろ」
アイちゃん:「敵は数で攻めて来てるわね、だったら勝利を確信してるわね」
タムおじい:「そうじゃの多分、行き成り攻撃では無く代表者が降伏勧告に来るはずじゃ」
アイちゃん:「そうね、だったら此処で敵の顔を見てから作戦通りしましょうか」
タムおじいとアイちゃんは敵を拝んでから叩き潰そうと内心では思っているのが僕にはわかっていた。怖!!!怖いよ二人とも!!
ユミアも勇者パーティの皆もそれで納得していた、って言うか二人の何だかキレてる雰囲気に反対意見は言えない雰囲気だった。
アイちゃん:「じゃ、魔物用認識阻害の結界をユミアと皆に張ってあげるわね」
アイちゃんはこの家にも張ってる魔物用認識阻害の結界を各個人に張っていく、この結界は魔物には察知されず魔法・魔術の他に物理攻撃にも対応している凄い結界だ。
ただ、ウルクとアムには結界を施さない、これは作戦のためだった。
タムおじい:「この戦いでは無傷では居られんかもしれん、しかし皆強くなったワシが保証する」
アイちゃん:「タム君、その言い方じゃ分かりにくいわよ、皆!この戦い絶対勝つわよ!」
ユミア:「はい!私達は負けません!」
ウルク:「あったりまえじゃん」
アム:『あんな敵パッパッっと倒してしまいや』
キュリヤ:「はっ!必ず我らは勝利します!」
エアロン:「まぁ今の私達なら楽勝よ」
ディ:「そうですね、私たちの今の実力なら大丈夫でしょう」
クーノ:「師匠たちが太鼓判押してくれてるからな、絶対勝で」
シグム:「師匠たちの助力を得た今、我らは負けん必ずユミア様を護りて敵を殲滅する、
皆!必ず勝つぞ!!」
シグムさんの激が飛び勇者パーティの皆も気合が入った。
大丈夫、僕が察知した敵の数は多いけど強さは魔の森の魔物の方が強く感じる。
敵は魔道武器で武装しているけど油断しなければ勝てると思っていた。
ウルクやアイちゃん、タムおじいにすら感知出来ない存在がいることは敵以外知らない、この存在はこの戦いだけでなく世界の命運を握る存在であることは、まだこの7つ世界は知らない。
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