第3話

2人きりの時は特に甘すぎる。


今だってフェンスに軽く身を乗り出しているところをクスクス笑いながら、腰に手を回し優しく引き寄せるし。


しかもこめかみにちゅ、とキスを落として私の顔を覗き込む。


「真っ赤」


「……うるさい」


「喧嘩してる時とは大違い」


「……嫌い?」


「馬鹿なの?嫌いなわけないでしょ」


どっちも好き、と頬にキスをする凪央。


こうゆうことをさらっとするから恥ずかしくなる。

でもそれと同時に慣れてることに対してモヤっとするのも事実。

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