第30話 奈緒は私 私は涼音

葵のエロ防御力は残り1となり

後がない葵やで~


第三関門 港タワー

ここは観光客に加えて、綺麗な外国の人も多いで~

やばくね、葵


鈴丘港や鈴丘空港、ハーパーランドが一望出来る

ラブ♡ラブ♡モード景色で奈緒ちゃんが乙女全開になるで~

葵と腕を組み、葵に密着して無限むぎゅ!


葵。♡昇天♡  頭から湯気が出てるで~

エロ防御力 ゼロ


「ね~、あ~ちゃん、あとであの観覧車乗ろうよ♡」

「はい♡」【アヘアヘ&メロメロ】


「あ~ちゃん!飛行機がみえる~♡」

「はい♡」【アヘアヘ&メロメロ】


「あ~ちゃん!あれが北前船の電飾かな?

 早く夜景で見たいね♡」

「はい♡」【アヘアヘ&メロメロ】


「あ~ちゃん、今日は関空も見えるよ♡」

「はい♡」【アヘアヘ&メロメロ】


「あ~ちゃん、夏休みに入ったら、淡路も行きたいね♡」

「はい♡」【アヘアヘ&メロメロ】


もはや、お互いにメロメロの二人なのだ

実はこの間、綺麗なお姉さん、セクシー美女、白ギャルなど

多数の刺客が現れたのだが、葵は反応していないのだ


葵にとって奈緒ちゃんは可愛い&乙女&実物のイブちゃん

すべてのメロメロ要素を備えた愛しき完全体少女なのだ!

もはやどんな刺客も奈緒ちゃんの乙女攻撃力には敵わないのだ!


そして、「葵は私のものよ!」

葵がアヘアヘになる誘惑を防御する乙女シールドを

奈緒ちゃんが展開していたのだ


#シールドとは物理的な防御具や装置

 この場合、エロ刺客から葵を守る防御壁なのだ


だが、奈緒(涼音)ちゃんは時間と共に不安が募り始めたのだ

前回デートの時と葵の言動が違う


【前回はことあるごとに、 ”スズ” ”スズ”って

 言ってたのに・・・

 今回はまだ一度も言ってない・・・

 葵は本気で奈緒を好きになろうとしてる】


そうなのだ!葵が好きになろうとしているのは奈緒ちゃん

同一人物とはいえ、涼音ちゃんではないのだ!


【奈緒が私だと気付いたら・・・

 葵は私から離れて行っちゃうのかな】


【いやだ、奈緒じゃなくて涼音の私を好きになって欲しい

 でも、怖い・・・】


【葵が好きなのは奈緒でも、奈緒は私なんだから

 奈緒でいいじゃん、それでいいじゃん】


涼音ちゃんは奈緒として葵と向き合うことを選んだのだ


葵のあほ!


「ねえ、あ~ちゃん、ちょっとトイレに行ってもいい」

「はい♡」


しばらくすると、なんと涼音ちゃんが葵の前に現れるで~

「スズ!なんでお前がここにいんだよ!」

「奈緒ちゃんに変なエロ変態事してないか、気になって来たんだよ!」

そんなエロ変態こと、する訳ないだろ!」


「奈緒ちゃんはなあ、本気で葵のことが好きみたいだから

 絶対、変な事をするなよ!

 それに、女の子の口から先に言わすなよ!分かるよな」

「あぁ、頑張る」

「よっしゃ、奈緒ちゃんが帰ってくる前に行くよ」


さみしげに、かなしげに涼音ちゃんが去っていく

【私が消える・・・】


【電話かラインでいいじゃねーか。なんだよ、スズのやつ】


そして、しばらくして奈緒ちゃんが帰って来るで~

「あれ、あ~ちゃん何かあった?」

「いやなんでもないよ♪そろそろハーパーランドに移動しない」

「うん、行こ」


海べりの遊歩道を歩いて潮風を感じながら

葵と奈緒ちゃん。初々しい高校1年生のカップルが歩いてるのだ


「初々しいね~」「わしらにもあんな時代があったな」

「付き合って間もないのかな?それにしても可愛い彼女ね」

まわりから見ても、もう二人は付き合って見えるのだ


すると!前からセクシー倫子先生と飛鳥ちゃんが

歩いてくるではあ~りませんか!?

葵、ピンチ!


いやいや、プライベートの倫子先生♡

たまりませんな♡

美少女 飛鳥ちゃんも今日は倫子先生に負けてまへんな♡

やばい!ボディブローが効いている葵のエロが発動してまう!


倫子「あら、葵ちゃんじゃない。あら~可愛い子とデート?」

葵「倫子先生と飛鳥、珍しい組合せで何やってるんですか?

  こんなところで」

飛鳥「大会に向けて必要な物を買い揃えようと思って

   先生に付き合ってもらってゼヒオに行くところ」

  【見た目は違うけど、この子スズに似てるな?】

奈緒「こんにちは」

倫子「じゃあ、お邪魔をしたらいけないから行くわね」

葵「失礼します」

飛鳥「明日ね」【やっぱり似てる・・・】


なんと、倫子先生と飛鳥のダブル攻撃にも今の葵は耐えたのだ!

これは、葵のエロ防御力と奈緒ちゃんのシールドだけではない!

わてには見える!


結界だ!

奈緒ちゃんと葵に不浄や災いを招かないために

涼音ちゃんが張った結界だ!


こら!見習い!遊ばんと、ちゃんと解説せー!

すんません!あれ?誰?


葵と奈緒ちゃんは

仲よく話しながらハーパーランドに向かってるで~


【この優しくて、穏やかな時間が永遠とわでありますように】


【涼音・・・】


意識の深い底に沈んだ涼音に想いをせる奈緒は

崩落している意識の通路の淵に立ち、

意識の中へと身を投じ、底へと落ちていった

深い深い意識のなか、奈緒は感情を失った涼音をみつけた

意識をかき分け奈緒は涼音を引き寄せ

涼音を抱きしめて奈緒は泣いた


「私は涼音」


奈緒は葵と手をつないだ


葵「これは」


~つづく~

葵の心は

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