一度亡くなってしまった幼馴染がAI技術により復活をした。徐々に人間らしさを覚えていくがそれは果たして彼女なのだろうか。近未来に訪れるかもしれない問題と、二人の恋模様は見所ですね。
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扱っているテーマは重いのですが、心温まるエピソードも多い一作。幼なじみの女の子が生き返った。身体は本人のまま。そして本人も、自分自身を自己として認識している。しかしAIらしい言動が目立ち、元の人格とも異なっている。その状態を、「本人」であると呼べるのか。序盤にはそんな問いを投げかけられます。私個人としては、壁が高ければ高いほど二人が心を通わせた時の感動も大きいと思っているので、素晴らしい作品に出会えたなと思います。
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本作、タイトルの通りの『キツイ』導入が待っています。しかし、この重たいイベントを通らなければ、主人公たちのココロの在りようを表現する際の深みが失われてしまいます。乙女の涙少年の心の変遷周囲の困惑それらの動きが、二人の恋心を起点に渾然一体となって進んでいく…いやはや、恐れ入りまして候でございます。AI…今後も色々と面白い話が飛び出しそうな予感がします。それら作品群の最有力として、このお話がもてはやされそうな気がします。素敵な作品に感謝と賛辞を
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AIとなった子との会話のズレ方、意図をくみ取って貰えなさに、Siriと会話を試みようとした数年前の記憶が蘇ってきました。かつては人間として、きちんと会話もできていたであろうそれと今のギャップを叩きつけられる毎日は、後輩含めきっととても辛いものがある気がして、胸を締め付けられます。過去に何があったのか、これからの展開に注目です。