学校の授業で歴史人物のAIと文通することになったミナセ・ユウくん。
宛先を決めず適当に選んだ相手はなんと石板での文通に!
さすがにこれではできないと、別の相手を見つけるためにまた適当に送ってみた。
そうして巡り合ったのが「津田」であった。
明治を生きた津田のAIとのやりとりから、ミナセ・ユウくんはどう変わっていくのか。
実在の人物を模したAIと文通するという「近未来SF」要素と、瞬間で転送される「遠未来SF」要素を適度に混ぜながらも繰り広げられるのは普遍的な人間ドラマ。
SFファンでなくても物語から得るものは多いでしょう。
著者様の次作も気になります。