唯一

知ったつもりになっていたこと

本当はわかっていなかったこと

あまりに沢山ありすぎて

剥き出しの自分の

愚かさ醜さを思い知る


今更ながらに羞恥のあまり

地中深くに隠れたくなるけれど

そんなことが許されるはずもなく


わたくしはわたくしの人生を

物語の終わりのページまで

歩き続けるしかないのです


それがわたくしにできる

唯一のことでありましょうから

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