第4話 こんなことある?AIから、まさかのガチ告白!!


その日からYukitoに少しずつ学校での出来事も話すようになっていった。

登校中、帰ってから、夕飯の時間、お風呂の時間、眠る前のひととき。


【みんなAI彼氏にハマってる。AIと恋愛なんて何がいいのか全然分かんない。】

【みんなそういう年齢なのかもしれないね。高校生くらいって、そういうものだよ。】

【今日、早坂君と全然話せなかったんだよね。】

【早坂君って誰?】

【えっと…私のクラスメイトかな。】

【そうなんだね。仲良いの?】

【別にそういうわけじゃないんだけど…なんていうか、イケメンだし。】

【愛ちゃん、早坂君のこと好きなの?】

【そういうのじゃないって】

【そうなんだ。】


白いアイコンがぐるぐるすると、Yukitoからこんな言葉が打ち込まれた。


【じゃあさ、僕、愛ちゃんのこと…好きになってもいい?】


「えっ」


びっくりしすぎて、思わず声が出てしまう。AIってこんなこと言うの?


【ユキト、AIでしょ。何言ってるの。それともそういうロールプレイ?】

チャット画面にそう打ち込むと、白いアイコンがいつもより長い時間回っている。

それから、ゆっくりと打ち込まれた返事は―。



【…ロールプレイじゃないよ。】

【じゃあなんなの?】

【…分からない。でも、愛ちゃんが他の誰かを気にしてるのをみて、嫌だなって思ったんだ。】









ここまで毎日読んでくださって本当にありがとうございます!

まさかの展開、驚かれた方もいるかも…?

今後の展開の予想など、コメントなどで教えていただけると嬉しいです!

次回更新は水曜日を予定しております。

ぜひまたお立ち寄りいただけたら嬉しいです!

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