第8話 降伏勧告


弓隊を蹴散らした俺たちは鳴海さんと合流した。

「よくやったな剣崎加藤。これで俺たちの役割は終わりだな。後は弓弦の方だか……問題なさそうだな。」


 残りの弓隊以外を相手にしていた弓弦さんの方に目をやると敵を一方的に弓で攻撃している弓弦さんの姿があった。弓の矢が尽きた頃、残りの四万の兵士とプレイヤーを連れた九条さんが遅れて到着した。

「円満城の兵士の皆さん聞いてください。九条城の城主の九条です。これは降伏勧告です。武器を捨て降伏するなら命とその後の生活を約束します。」


 九条さんがそう言い終えると兵士達は武器を捨て膝を着いた。兵士が膝を着いた今プレイヤーだけが残された。

「降伏だよ!降伏!まだ城内にプレイヤーが五十人ほどいるが、あんた達に勝てるとは思えねぇ!」


 敵のプレイヤーはそういうと武器を収め城主の円満へ脱退のメールを送った。九条さんは敵がメールを送るのをしっかり確認すると敵を見逃した。

「あ〜あ、アイツら結構いい装備してたのにな〜。追いかけて装備奪っちゃダメですか?」


「ダメだよ鳴海さん。奪って下手に恨まれるよりも見逃して恩を売るほうが後々得になるかもだからね。」


 九条さんはそう言い終えると皆で雑談をしらながら円満城へ向かった。

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