第9話:記者、動く

梅雨入り前の蒸し暑い5月初旬。「縁の手」事務所に、一人の男が訪れた。


「すみません、中野良太さんはいらっしゃいますか?」


声の主は三十代半ばの男性。シャープな眼鏡にクリーンなスーツ姿、肩にかけたカメラバッグが職業を物語っていた。


「私が中野です」良太は応対した。「何かご用件でしょうか?」


「初めまして、地方紙『東都日報』の高橋と申します」男性は丁寧に名刺を差し出した。「無縁仏支援について取材させていただきたいのですが」


良太は一瞬、緊張した。マスコミの取材は初めてではなかったが、この一年の「失踪支援」活動を考えると、警戒せざるを得なかった。


「どんな記事ですか?」良太は名刺を受け取りながら尋ねた。


「『忘れられた命に寄り添う人々』というシリーズ企画です」高橋は丁寧に説明した。「路上生活者の現状から、亡くなった後の処遇まで追う特集を組んでいます」


「なるほど」良太は相談室に案内した。「どうぞ、こちらでお話しましょう」


その時、優花が事務所に戻ってきた。彼女は高橋に気づき、丁寧に挨拶した。


「岸本優花と申します。こちらで働いています」


「地方紙の高橋です。取材でお邪魔しています」


「お茶をお持ちします」優花は台所に向かった。


良太は高橋と二人きりになると、慎重に質問した。


「なぜ、私たちのNPOに?他にも無縁仏支援の団体はありますが」


高橋は小さく笑った。「調査を進めるうちに、御社の名前が何度も出てきたんです。特に最近の活動が注目に値すると」


良太の背筋に冷たいものが走った。「最近」というと、「失踪支援」を始めた頃と一致する。


「そうですか」良太は平静を装った。「具体的にどんな点が?」


「処理件数の多さと、その『効率性』です」高橋はノートを開いた。「昨年一年間で扱った無縁仏の数は、都内の同様のNPOの中でトップクラス。しかも少ないスタッフで運営されている」


「熱心なボランティアの方々のおかげです」良太は答えた。


高橋は良太の表情を観察するように見つめてから、さらに踏み込んだ。


「もう一つ興味深い点がありまして」彼は声を落とした。「最近、失踪者の数と、身元不明遺体の数に相関関係があるという話を聞いたんです」


良太は表情を変えなかったが、心拍数が上がるのを感じた。


「どういうことですか?」


「ある人物が失踪し、ほぼ同時期に身元不明の遺体が発見される。その後、失踪者は公式に『死亡』と記録される。そういうケースが複数あるんです」


「偶然でしょう」良太は静かに言った。「私たちは見つかった遺体の処理を依頼されるだけです」


「もちろん」高橋は軽く頷いた。「ただ、ジャーナリストとしては、こういった『偶然』が重なるとつい追求したくなるもので」


優花がお茶を持って入ってきた。彼女は二人の緊張した雰囲気を感じ取ったようだったが、何も言わずにお茶を置いた。


「ありがとう」高橋は優花に微笑みかけた。「岸本さんは、このNPOでどのようなお仕事を?」


「私は主に事務と、無縁仏の弔いを担当しています」優花は落ち着いて答えた。「それぞれの方に尊厳ある最期を」


「素晴らしい心がけですね」高橋は感心したように言った。「以前は何をされていたんですか?」


「福祉関係の仕事をしていました」優花は簡潔に答えた。良太は彼女の冷静さに内心で感謝した。


「記事の掲載予定はいつですか?」良太は話題を変えようとした。


「まだ決まっていません。取材を続けている段階です」高橋は立ち上がった。「今日はご挨拶だけでしたが、また詳しくお話を伺いに来てもよろしいでしょうか」


「ええ、いつでも」良太は微笑みながら答えた。


高橋を見送った後、良太はすぐに五十嵐に電話をかけた。


---


「記者か...厄介だな」


夕暮れの公園で、五十嵐は深く息を吐いた。


「調査がどこまで進んでいるのかわからない」良太は不安を隠せなかった。「失踪者と身元不明遺体の相関関係まで気づいている」


「地方紙とはいえ、侮れないな」五十嵐は考え込んだ。「しばらく活動を停止したほうがいいかもしれない」


「しかし、もう一件予約が...」


「キャンセルだ」五十嵐はきっぱりと言った。「記者の目が届かなくなるまで、様子を見るべきだ」


良太は黙って頷いた。彼も同じ考えだった。疑惑の目が向けられた今、動くのは危険すぎる。


「優花には何と?」五十嵐が尋ねた。


「彼女には真実を話す」良太は決然と言った。「以前からすべてを打ち明けているし、彼女の協力が必要だ」


五十嵐は静かに頷いた。「賢明だな。それと、高橋という記者...調べさせよう」


---


翌日、良太は事務所で優花に状況を説明した。


「記者が『失踪支援』に気づいている可能性があります」


優花は真剣な表情で聞いていた。「どのようにして?」


「わからない。しかし失踪者と身元不明遺体の相関関係に言及していた」良太は説明した。「もし彼が具体的な証拠を掴んでいたら...」


「私たちは犯罪者として扱われますね」優花は静かに言った。


良太は彼女の冷静さに驚いた。「怖くないのか?」


「怖いです」優花は正直に答えた。「でも、私たちがしていることは間違っていないと信じています。制度の中では救われない人々を救っているのですから」


良太は深く感動した。優花は「失踪支援」の本質を理解し、その価値を信じていた。


「とりあえず、新たな案件は保留にします」良太は言った。「そして高橋という記者について調べる必要がある」


「私にもできることがあれば」優花は申し出た。


「ああ、一緒に対応しよう」


---


数日後、五十嵐から連絡があった。


「高橋拓也。32歳。東都日報社会部記者。過去に警察の不正を暴いた記事で賞を取った経歴がある。粘り強い取材で知られている」


「つまり、手ごわいということか」良太はため息をついた。


「それだけじゃない」五十嵐は続けた。「彼はすでに『失踪支援』に関する情報を持っている可能性が高い」


「何だって?」良太は息を呑んだ。


「私の情報筋によると、高橋は半年前から失踪者と身元不明遺体の関連性について調査していたらしい。そして最近、『縁の手』に行き着いた」


「誰かが情報を漏らしたのか?」


「わからない」五十嵐は言った。「しかし、彼が偶然に気づいたとは思えない。内部からのリークか、または...」


「または?」


「鈴村だ」五十嵐の声は低くなった。「火葬場の件で懲戒免職になった後、どこかで話したのかもしれない」


良太は頭を抱えた。鈴村との最後の別れ際、彼の不気味な笑みを思い出した。あれは警告だったのか、それとも復讐の予告だったのか。


「どうすればいい?」良太は尋ねた。


「二つの選択肢がある」五十嵐は淡々と言った。「一つは、完全に身を潜めること。活動を停止し、証拠を隠滅し、時間が過ぎるのを待つ」


「もう一つは?」


「先手を打つことだ」五十嵐の声が鋭くなった。「高橋に接触し、彼の求めるものを理解し、対処する」


良太は深く考え込んだ。どちらも簡単な道ではなかった。


「先手を打とう」良太は決断した。「逃げていては終わりがない」


---


翌日、良太は高橋にコンタクトを取り、カフェでの面会を申し入れた。彼は駅前の小さなカフェで、高橋の到着を待っていた。


「中野さん、お時間を取っていただきありがとうございます」


高橋が現れ、席に着いた。彼はカバンから小さなレコーダーを取り出した。


「録音してもよろしいですか?」


「もちろん」良太は冷静に答えた。「何から話しましょうか」


「率直に伺います」高橋は前置きなしに切り出した。「あなたは『失踪支援』を行っていますか?」


良太は表情を変えなかった。「それは何のことですか?」


「失踪したい人のために、身元不明遺体を利用して『死亡』の記録を作るビジネスです」高橋は静かに説明した。「私は少なくとも5件の事例を確認しています」


「そんなことが可能だとは思えませんが」良太は慎重に言葉を選んだ。


「昨年10月、ITベンチャー『JSテクノロジー』の取締役、櫻井誠一氏の例」高橋はノートを開きながら言った。「彼は内部告発文書を残して『死亡』した。しかし、その遺体は別の人物だった可能性が高い」


良太は静かに聞いていた。


「それから、DV被害者の望月沙耶さん。彼女も死亡記録があるにもかかわらず、別の身分で生存しているという情報があります」


良太の表情は変わらなかったが、内心では動揺していた。高橋の調査は予想以上に進んでいた。


「その話、どこから聞いたんですか?」良太は尋ねた。


「記者の秘匿情報です」高橋は微笑んだ。「中野さん、私はあなたを責めるためにここにいるわけではありません」


「では何のために?」


「真実を知りたいんです」高橋は真剣な表情になった。「この『失踪支援』は、単なる犯罪なのか、それとも制度の隙間を埋める必要悪なのか」


良太は黙っていた。


「私は単純な糾弾記事を書くつもりはありません」高橋は続けた。「社会の闇と光、そして制度の矛盾を描きたいんです」


「仮に...そういうものが存在するとして」良太は慎重に言葉を選んだ。「報道されれば、救われるはずの人々が救われなくなる」


「それが悩みどころです」高橋は頷いた。「だから、中野さんの話を聞きたい。あなたはなぜ、そのような危険を冒してまで人々を助けようとするのか」


良太は窓の外を見つめた。どこまで話すべきか。完全に否定すれば、高橋はさらに調査を進めるだろう。かといって全て認めれば、それは自白も同然だ。


「私は福祉の現場にいました」良太はようやく口を開いた。「制度の限界を痛感し、無力感に苛まれました。この国には、制度からこぼれ落ちる人がいる。彼らを救う手段が、制度の外にしかないこともある」


「それが『縁の手』の真の目的?」


「いいえ」良太は首を振った。「『縁の手』の本来の目的は、誰にも看取られない死者に尊厳を与えることです。それは今も変わりません」


「しかし、それだけではない」


「仮定の話ですが」良太は慎重に言った。「制度の隙間で苦しむ人々を救うための行為が、倫理的にグレーな領域に踏み込むことがあるとしても、それは必要悪と言えるかもしれません」


高橋はしばらく黙って良太を見つめていた。


「中野さん」高橋は静かに言った。「私は記事を書きます。しかし、書き方には配慮する余地がある」


「どういうことですか?」


「完全な実名報道をするか、または物語として描くか」高橋は説明した。「実在の人物やNPOの名前を変え、『こういったことが行われている可能性がある』という形にすることも可能です」


良太は安堵のため息をついた。それは最良の選択肢に思えた。


「ただし条件があります」高橋は続けた。「私に全てを話してください。背景も、動機も、方法も。そして最も重要なのは、本当に救われるべき人々のために行われているのかどうか」


良太は迷った。これは完全な自白を求められていることだった。しかし、高橋の提案は交渉の余地があるように思えた。


「考えさせてください」良太は言った。「時間をいただけますか?」


「一週間」高橋は頷いた。「その後、またお会いしましょう」


高橋が去った後、良太は長い間カフェに残っていた。彼は窓の外を見つめながら、これまでの道のりを振り返った。


最初の依頼、望月沙耶。DVから逃れるための「死」。

そしてIT役員の櫻井。内部告発のための「死」。

さらには、その他の依頼者たち。


彼らは本当に救われるべき人々だったのか?良太自身もその答えを知りたかった。


---


事務所に戻ると、優花が待っていた。


「先輩、大丈夫ですか?顔色が悪いです」


「ああ、ちょっと疲れただけだ」良太は微笑みを作った。


優花は良太の肩に手を置き、真剣な表情で言った。「何か辛いことがあるなら、一人で抱え込まないでください」


良太は優花の純粋な心遣いに、胸が痛んだ。


「高橋と会ってきた」良太は椅子に座り、会話の内容を彼女に詳しく伝えた。


優花は静かに聞いていた。「先輩はどうするつもりですか?」


「わからない」良太は正直に答えた。「彼に全てを話せば、活動を続けることは難しくなる。かといって隠せば、さらに追及されるだろう」


「先輩が『失踪支援』を始めたのは、人々を救うためですよね」優花は静かに言った。


「ああ」


「その原点を高橋さんに伝えてはどうですか?」優花は提案した。「私たちがしていることの意義と、それがなぜ必要なのかを」


良太は優花の提案に考え込んだ。確かに、彼らの活動は単なる違法行為ではなく、深い倫理的背景を持っていた。それを高橋に理解してもらえれば...


「五十嵐さんにも相談する必要がある」良太は言った。「彼も危険にさらされる可能性があるからな」


優花は頷いた。「『失踪支援ガイドライン』第八条...『仲間には真実を共有し、共に決断する』ですね」


良太は思わず笑みを浮かべた。「君はいつもガイドラインを覚えているんだな」


「もちろんです」優花は真剣に言った。「それは私たちの倫理的羅針盤ですから」


---


五十嵐との協議の結果、良太は高橋に全てを話すことを決断した。しかし、具体的な名前や方法については伏せることを条件とした。


一週間後、良太は再び高橋と会った。今回は優花も同席した。


「岸本さんも」高橋は少し驚いた様子だった。


「私も『縁の手』の一員として、責任を共有しています」優花は静かに言った。


良太は深呼吸し、話し始めた。元福祉課職員として感じた無力感、川崎という男の自殺、そして「制度の隙間」で苦しむ人々を救いたいという思いから「失踪支援」が始まったこと。


彼は、望月沙耶のDV被害の深刻さ、櫻井の内部告発の重要性など、なぜそれぞれの依頼者が救われる必要があったのかを詳しく説明した。もちろん、具体的な方法や協力者の名前には触れなかった。


「私たちが案件を受けるかどうかは、厳しい基準で判断しています」良太は「失踪支援ガイドライン」について言及した。「命の危険がある場合、制度内では解決できない場合...それらの条件を全て満たす時だけ、支援を行います」


高橋は黙って聞き、時折メモを取っていた。


「私たちがしていることは、法の境界線上にあります」良太は認めた。「しかし、それは人々を救うための最後の手段なのです」


「最後に一つ質問です」高橋は静かに言った。「あなた方は、この活動で何か報酬を得ていますか?」


「最低限の経費だけです」良太は答えた。「それも、次の依頼者を支援するための資金として使われます」


高橋は長い沈黙の後、頷いた。「わかりました。あなた方の話を聞けて良かった」


「私たちの活動について、どう書くつもりですか?」優花が尋ねた。


「約束通り、実名は出しません」高橋は言った。「『葬り屋、善人につき』という物語として描きます。制度の矛盾と、それを埋めようとする人々の姿を」


「私たちのことを犯罪者として描くのですか?」優花の声には懸念が混じっていた。


「いいえ」高橋は首を振った。「複雑な倫理的判断を迫られる人々として描きます。読者に考えてもらいたいのです。制度が守れない人々を、誰がどう救うべきなのかを」


良太と優花は顔を見合わせた。それは彼らが望める最良の結果だった。


「いつ掲載されますか?」良太が尋ねた。


「一ヶ月後」高橋は答えた。「その間、あなた方の活動は...」


「一時停止します」良太は頷いた。「記事の影響を見極めるまでは」


高橋は立ち上がり、二人に手を差し伸べた。「貴重なお話をありがとうございました。社会の闇に光を当てるのが私の仕事ですが、時にはその光が当事者を傷つけることもあります。今回は、バランスの取れた記事を目指します」


---


一ヶ月後、「東都日報」に高橋の特集記事が掲載された。


『葬り屋、善人につき—制度の隙間で生きる人々の物語』


記事は、無名のNPO職員「T」が、社会制度から零れ落ちる人々を救うために「失踪支援」という活動を行っている様子を描いていた。具体的な名前や場所は伏せられ、「T」の倫理的葛藤や、支援される人々の苦境が中心に描かれていた。


「T」が元福祉職員であること、無縁仏の尊厳を守る活動から発展したこと、そして厳格な倫理基準で案件を選んでいることなど、良太たちの本質的な部分は正確に伝えられていた。


記事の最後は、読者への問いかけで締めくくられていた。


『制度が守れない人々を、誰が救うのか。法の境界線上で活動する「葬り屋たち」の存在は、私たちの社会制度の不完全さを映し出す鏡ではないだろうか』


良太は記事を読み終え、ほっと息をついた。高橋は約束を守り、彼らの活動を単なる犯罪として糾弾するのではなく、社会問題として提示していた。


「先輩、記事を読みました」優花が事務所に入ってきた。「高橋さんは約束を守ってくれましたね」


「ああ」良太は頷いた。「しかし、これからどうなるかはわからない」


「この記事を読んだ人たちは、どう思うでしょう」優花は窓の外を見つめた。「私たちのことを、犯罪者と見るでしょうか、それとも...」


「それは人それぞれだろう」良太は静かに言った。「大切なのは、私たち自身が信じていること。制度の隙間で苦しむ人々を救うという使命を」


優花は微笑んだ。「先輩、もう一度『失踪支援ガイドライン』を見直してみませんか?これを機に、さらに進化させるべきかもしれません」


良太は彼女の提案に頷いた。記事の出版は終わりではなく、新たな始まりだった。これからもより良い形で、真に救われるべき人々を助けていくために。


その日の夕方、五十嵐から電話があった。


「記事を見た」彼の声には安堵が混じっていた。「高橋は約束を守ったようだな」


「ああ」良太は答えた。「しかし、この後のことが心配だ」


「警戒は必要だが、過度に恐れることはない」五十嵐は言った。「大切なのは、君たちの活動の本質を見失わないことだ」


良太は窓の外を見つめた。夕日が沈みかけ、街に夜の闇が広がり始めていた。その闇の中には、今も制度から零れ落ち、救いを求めている人々がいる。彼らのために、「縁の手」はこれからも存在し続ける必要があった。


「活動は続けるべきだと思うか?」良太は五十嵐に尋ねた。


「それは君自身が決めることだ」五十嵐は静かに答えた。「ただ覚えておいてほしい。制度の隙間で苦しむ人々は、今後も存在し続ける。その事実から目を背けるかどうかは、君次第だ」


電話を切った後、良太は「失踪支援ガイドライン」のノートを開いた。そして新たな条項を加えた。


「第十一条:社会の目にさらされても、信念を曲げないこと。真の救済は、時に批判を受けながらも続けられなければならない」


「先輩、お茶です」優花が煎茶を持ってきた。彼女は良太のノートに目を落とし、新しい条項を読んで微笑んだ。


「最高の条項ですね」


良太は頷いた。「さあ、準備をしよう。休業していた間に溜まった無縁仏の案件を処理しないとな」


「はい」優花は明るく答えた。「そして、本当に救いが必要な人のために、再び扉を開く時が来たら...」


「その時は、より慎重に、より確実に、より正しく」良太は決意を込めた。


事務所の窓からは、夜空に浮かぶ最初の星が見えていた。それは、闇の中の小さな光のように、彼らの活動を象徴しているようだった。

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