南少佐と三人のメイド2 エチオピア編
新たなメイドの登場
そんなある日、アブドゥルが再び南を訪ねてきた。「旦那、南アフリカで英国と戦争して破れたボーア人の17歳の嬢ちゃんがいるんですよ。もう尾羽うちからして一家は貧困にあえいでいる。その家の一人っ子なんですがね、金髪碧眼、英国系の美少女ですわ。南の旦那さんもエチオピア人の漆黒の肌にもあきたでしょう?いかがですか?もう一人くらいメイドを雇っても家事仕事はおありでしょう?」
南は「任務に集中せねばならん」と渋ったが、アブドゥルの巧みな口車と新たな刺激への好奇心に負け、結局その娘を雇うことにした。
数日後、南の邸宅に現れたのは、ヘレナ・ファン・デル・メルウェだった。金髪が陽光のように輝き、碧眼は氷のように冷たく澄んでいた。南アフリカのボーア戦争で家族が没落し、生活のために奉公に出された彼女は、17歳とは思えぬ落ち着きと気品を漂わせていた。だが、その清楚な外見の下には、鋭い知性と狡猾な野心が潜んでおり、エチオピア人姉妹とは言葉も文化も異なるだけでなく、彼女たちの素朴な情熱を遥かに超える計算高さを秘めていた。初日から、邸宅に緊張が走った。
アビツェとマリアムはヘレナを敵視し、彼女が南に近づくたびに牽制した。漆黒の姉妹は本能的な嫉妬を剥き出しにし、言葉や仕草でヘレナを遠ざけようとしたが、ヘレナは動じなかった。
彼女は姉妹の奔放で直情的な態度を内心で軽蔑しつつ、その隙を突いて南の視線を独占する策を静かに巡らせた。彼女の白い肌と金髪は、姉妹の漆黒の美とは対照的で、南の欲望を新たな高みへと誘ったが、それ以上に彼女の狡猾な手管は、姉妹の単純な肉体奉仕を凌駕する洗練された誘惑だった。
ヘレナの狡猾さは、まずその清楚な装いに現れていた。彼女は薄手の白いドレスを纏い、ボーア人の質素な気品を演出しつつ、胸元や裾を微妙に開けて南の視線を誘導した。作業中、彼女は「うっかり」膝上まで裙をたくし上げ、陽光に輝く白い太腿をちらりと見せたが、すぐに恥じらうふりをして裙を直し、「あら、失礼しました」と小さく微笑んだ。その瞳は氷のように冷たく、しかし計算された無垢さを湛えており、南の軍人としての警戒心を巧みに緩めた。アビツェとマリアムが情熱的な肉体で直接的に南を誘うのに対し、ヘレナはあえて遠回しに、だが確実に彼の欲望を掻き立てた。
ある夕暮れ時、南が書斎で任務の報告書を読み込む中、ヘレナは静かに現れた。彼女は銀のトレイに紅茶を乗せ、「旦那様、お疲れでしょうから」と柔らかい声で近づいた。紅茶を置く際、彼女はわざと指先を南の手の甲に触れさせ、そのまま一瞬だけ指を絡みつかせてから離した。
南が顔を上げると、彼女は碧眼を伏せ、「私、こういうお仕えは慣れなくて…緊張してしまいます」と呟き、頬を薄く染めた。その仕草は純真そのものに見えたが、彼女の唇の端に浮かぶ微かな笑みが、すべてが計算であることを示していた。
南の視線が彼女の白い首筋に落ちると、ヘレナは首を傾げて髪をかき上げ、金髪の流れが胸元に落ちるよう仕向けた。彼女の動きは流れるように自然で、姉妹の荒々しい誘惑とは対照的な優雅さで南を惑わせた。
ヘレナのテクニックは夜になるとさらに大胆かつ狡猾に花開いた。ある夜、アビツェとマリアムが南の寝室に忍び込む前に、ヘレナは先手を打った。彼女は薄い寝間着を纏い、肩紐がずり落ちそうな姿で南の部屋を訪れ、「旦那様、眠れない夜は私にお話し相手をさせてください」と囁いた。
南が「今夜は疲れている」と断ろうとした瞬間、彼女はベッドの端に腰掛け、膝を軽く開いて白い脚を露わにしつつ、「私、南アフリカでは家族のために働いてばかりで…こんな夜に誰かと話すなんて初めてなんです」と寂しげに呟いた。
その言葉に偽りの脆さが込められ、南の男としての保護本能を刺激した。彼女の手が「無意識に」南の膝に触れ、ゆっくりと太腿へと滑ると、彼の理性が揺らいだ。ヘレナは姉妹のように即座に肉体を差し出すのではなく、じわじわと南の心を絡め取り、彼が自ら手を伸ばすよう仕向けた。
一度南がその誘惑に屈すると、ヘレナのビッチな本性が露わになった。彼女は南をベッドに押し倒し、白い肌を彼の鍛えられた体に擦りつけながら、「旦那様、私を汚してくださってもいいんですよ」と甘く囁いた。
彼女の舌が南の首筋をそっと触れ、耳たぶを軽く噛むと、彼の体が熱く反応した。アビツェやマリアムが本能的に奉仕するのに対し、ヘレナは南の欲望を読み取り、彼が求めるままに振る舞いつつ、常に主導権を握った。彼女の密かな部分が南の男のアレを絡みつかせるときでさえ、彼女は冷たい碧眼で彼を見つめ、支配的な微笑を浮かべた。姉妹の情熱的な喘ぎとは異なり、ヘレナの呻きは抑え気味で、しかしその中に計算された淫靡さが滲み、南をさらに深い快楽へと引きずり込んだ。
ヘレナは姉妹を出し抜くため、狡猾な策を重ねた。ある時はアビツェと共闘し、「マリアムが旦那様を疲れさせすぎてますわ」と耳打ちして彼女を遠ざけ、別の時にはマリアムに「姉さんが旦那様を独占してるよ」と囁いて姉妹の仲を裂いた。
彼女自身は決して手を汚さず、姉妹が互いに争う隙に南に寄り添い、彼の寵愛を独占していった。アビツェとマリアムの素直な情欲は、ヘレナの冷徹な知性とビッチな狡猾さの前ではまるで子どもの遊びのようだった。彼女の白い肌と金髪が南の欲望を新たな高みへと誘う一方で、その裏に潜む打算的な瞳は、常に次の勝利を見据えていた。
三人の均衡と新たな支配
やがて、邸宅は三人のメイドによる暗黙の戦場と化した。アビツェは姉としての威厳を保ちつつ、南への奉仕で優位を保とうと懸命に熱い肉体を差し出した。マリアムは若さと大胆さで姉を凌駕し、16歳の柔らかな曲線を武器に南を誘惑した。
だが、ヘレナはその知性と異国的な魅力で二人を圧倒し、清楚な仮面の下に潜む狡猾な野心で全てを操った。彼女は南の寵愛を独占するだけでなく、姉妹をも手中に収め、奇妙な均衡を崩すどころか、新たな支配の形を築き上げようと画策した。
夜ごと、南は三人の肉体を貪り、漆黒と純白が絡み合う淫靡な宴に溺れた。アビツェの熱い吐息が彼の耳を焦がし、マリアムの柔らかな喘ぎが彼の欲望を煽り、ヘレナの抑えた呻きが彼の理性を溶かした。
だが、ヘレナはその宴を単なる肉の交わりで終わらせなかった。彼女は冷たい碧眼で姉妹を見据え、ある夜、驚くべき提案を口にした。「アビツェ、マリアム、私たち三人が争うなんて愚かしいわ。旦那様を悦ばせるなら、一緒に楽しめばいいじゃない?」その言葉に姉妹は目を丸くしたが、ヘレナの蠱惑的な微笑と計算された柔らかな声に抗えず、引き込まれていった。
ヘレナの狡猾な手管は、同性愛行為という禁断の領域にまで及んだ。ある蒸し暑い夜、彼女は南の見ている前で、アビツェの手を引き、自分の白い胸に導いた。「触ってみて、アビツェ。私の肌、感じてみて」と囁き、彼女の漆黒の指を自分の乳首に押し当てた。
アビツェは戸惑いながらも、ヘレナの柔らかな肌に触れ、その異質な感触に好奇心と欲望が疼いた。ヘレナはさらに大胆に、アビツェの首筋に唇をそっと触れ、舌で彼女の汗を舐め上げた。アビツェの体が震え、「ヘレナ…何…」と呟いた瞬間、ヘレナは彼女の唇を奪い、深く舌を絡ませた。南はその光景に目を奪われ、軍人としての規律が崩れ、獣のような興奮が彼を支配した。
マリアムもまた、ヘレナの策略から逃れられなかった。翌夜、ヘレナはマリアムの小柄な体を抱き寄せ、「姞ちゃんより私の方がいいでしょ?」と甘く囁きながら、彼女の太腿に手を滑らせた。マリアムの漆黒の肌がヘレナの白い指に映え、彼女の密かな部分を戯れると、マリアムは「やめて…」と喘ぎながらも抵抗を弱めた。
ヘレナの舌がマリアムの胸をそっと触れ、乳首を軽く噛むと、彼女の柔らかな喘ぎが部屋に響いた。アビツェはその光景を見て嫉妬と興奮が入り混じり、自らヘレナに近づき、姉妹揃って彼女の白い肉体に溺れた。ヘレナは二人を掌の上で転がし、冷たく微笑みながら南に視線を投げ、「旦那様、見ていてくださいね」と挑発した。
南の心理は、この淫靡な四角関係の中で揺れ動いた。軍人としての厳格さは、漆黒と純白が絡み合う光景に打ち砕かれ、彼の欲望は果てしなく膨張した。アビツェの熱い吐息とマリアムの若々しい喘ぎが彼を原始的な快楽に引き戻し、ヘレナの抑えた呻きと狡猾な瞳が彼の理性を嘲笑った。
彼は三人の肉体を貪りながら、任務の重圧を忘れ、彼女たちの淫らな宴に没頭した。だが、心の奥底では、ヘレナの支配的な微笑に屈している自分への苛立ちが燻り、彼女への服従と反抗が交錯した。
アビツェの心理は複雑だった。姉としての威厳を保ちたいという思いと、南への奉仕で優位を保とうとする執着が、ヘレナの誘惑に飲み込まれていった。彼女はヘレナの白い肌に触れるたび、異質な快感に震え、妹や南と共有する肉欲とは異なる背徳的な悦びに溺れた。マリアムへの嫉妬は薄れ、ヘレナへの奇妙な執着が芽生え、彼女の漆黒の体はヘレナの白い肉に絡みつくことで新たな満足を見出した。
マリアムは若さゆえの純粋な欲望がヘレナに翻弄された。姉との競争心は、ヘレナの柔らかな指と舌に屈し、彼女への従順へと変わった。ヘレナに戯れられるたび、マリアムの喘ぎは甘さを増し、16歳の未熟な心は姉と南を超えたヘレナへの依存に囚われた。彼女の柔らかな曲線は、ヘレナの白い肌に絡みつき、姉妹揃ってヘレナの支配下で喘いだ。
ヘレナの心理は冷徹で淫靡だった。彼女は南を誘惑するだけでなく、姉妹を同性愛行為に引き込み、四角関係を維持することで完全な支配を確立した。彼女にとって、アビツェとマリアムは単なる道具であり、南の欲望を満たすための駒に過ぎなかった。
だが、彼女の碧眼には、姉妹の漆黒の肉体に触れるたび微かな興奮が宿り、自身の快楽をも追求するビッチな本性が垣間見えた。彼女は南の腕の中で眠るだけでなく、姉妹を自らの肉体に奉仕させ、その喘ぎ声を聞きながら冷たく微笑んだ。
ある夜、アビツェとマリアムが南の寝室に忍び込むと、ヘレナは既に彼の腕の中で眠っていたかに見えた。姉妹が憤慨し、互いに罵り合おうとした瞬間、ヘレナは目を覚まし、「二人とも、来て」と囁いた。彼女は南の隣に姉妹を引き寄せ、漆黒と純白が絡み合う宴を再び始めた。
アビツェがヘレナの胸を舐め、マリアムが彼女の密かな部分に舌をそっと触れると、ヘレナは南の男のあそこをそっと掴み、ゆっくりと擦り上げた。四人の吐息と喘ぎが混ざり合い、邸宅の天井に響き渡った。南は軍人としての理性と男としての欲望の間で揺れ続けながらも、ヘレナの支配的な微笑に抗えず、彼女が織りなす淫靡な均衡に沈んでいった。
1901年の終わり、南の任務は新たな局面を迎えた。バルチック艦隊の動向が明確になりつつあったが、その航路は依然として不明だった。困難な喜望峰周りを選ぶのか、スエズ運河経由で来るのか、情報は錯綜していた。南の後任の士官が着任することになり、彼にアフリカ東部の監視を任せ、南辰之助はスエズ運河の地中海側の入口であるポート・サイドへと移る命令を受けた。ナイルの大三角州が逆さの三角形であるとすれば、左の頂点がアレキサンドリア、右の頂点がポート・サイドにあたるだろう。彼の新たな任務は、ロシアの動きを地中海側から監視することだった。
アジス・アベバを去る前、南は給料の半分をアビツェとマリアム姉妹に渡した。大日本帝国軍人の給与の半分は、アジス・アベバでは立派な家を建てるに足る額だった。彼は姉妹に穏やかに尋ねた。「後任の士官が赴任してきて、この邸宅に住むと思う。お前たちを彼に推薦しておくが、どうだ?」アビツェとマリアムは顔を見合わせ、漆黒の瞳に感謝の光を浮かべた。「旦那様以上のお方がおられるとも思えません。十分なお手当もいただきましたし、私たちは実家に帰ります」と答えた。彼女たちの声には、南への深い情と別れの寂しさが滲んでいた。南は頷き、姉妹の素朴な決意に微かな安堵を感じつつも、彼女たちの熱い肌の記憶が胸をかすめた。
その時、普段は狡猾で気丈なヘレナが、珍しくウルウルした目で南を見つめた。金髪が乱れ、碧眼に涙が滲み、彼女の清楚な仮面が一瞬だけ剥がれたように見えた。南は彼女の異変に気づき、静かに問うた。「ヘレナはどうするんだ?南アに帰るのか?」
登場人物
南辰之助:大日本帝国陸軍少佐、アフリカ大陸諜報担当
アブドゥル・ハッサン:エチオピア、アジス・アベバの商人
アビツェ・ケベデ:12人兄弟姉妹の三女、南少佐のメイド
マリアム・ケベデ:12人兄弟姉妹の六女、南少佐のメイド
ヘレナ・ファン・デル・メルウェ:
英国とのボーア戦争で没落した農園領主の娘。南アフリカのボーア人(アフリカーナー)、南少佐のメイド。
クラーラ・ファン・デル・メルウェ:ヘレナの若い叔母。27歳の美女。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この物語は性描写や飲酒、喫煙シーンを含みます。
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