Page.4 「止め(とどめ)、足止め、そして目覚め。」

冒険4日目、ユニズ滞在2日目

広場では・・・。


「はぁはぁ・・・、やっと終わった・・・。」

「お疲れ様だ。まさか、お前さんと一緒に共闘できるなんて思わなかったぜ。」

「お互い様だ・・・。これは国をきれいにするためのものだ・・・。」

「そうだなぁ・・・。あとはあいつらに任せようではないか。新時代に。」


王座の間では・・・。

国王が丸薬を飲んで数秒後、国王は人とは言えない姿になりはじめた。


「どうだ?この姿に驚いたか?ケンカを売ったことを後悔しても無駄だぞ?」

「・・・。ふはは。驚いた。あんたの姿を子供が見ていたらあこがれていただろうかな。」

「ふ、どうでもいいさ。それよりもお前自身の心配をしたまえ・・・!」

「来い!!!!」

「地獄剱の大炎舞!(ヘルソード・ファイアーストーム)!!!!!」

「白炎(フランマルバム)!」

「先ほどから同じ技ばかりではないか!?」

「やはり気が付いていなかったか?」


国王の周りに放った「白炎(フランマルバム)」の後から王の周りの地面が解けた。

国王は自重に負けて下の階に向かって落ちて行った。


マーク・タイカのいる部屋。


「なにを、勝手に勝った気でいるんだ馬鹿野郎!?」

「危ない!エノ!」


振り返ると王子が先ほどの姿よりも大きく醜い姿が立ち上がっていた。


「けがはないか?エノ。」

「うん。大丈夫。」

「てめえもう、人間をやめたってことであってるのか?化け物王子様よ?」

「これからここは俺の国になる。俺以外が化け物だ。お前もそこの混血の娘もな。」

「そうか。じゃあ、もういい。俺はそれをさせない。なぜならここはこれからこのウーヌス・エノの国となる。」

「何を言ってやがる?ここは神聖な土地だ。こいつが王になんか・・・。」

「なれるさ。こいつぐらいだ。間違ったことを謝れたのは。トップだからって権威だとか力だとかふりかざして、思い通りにならなければ下に責任転嫁?そんな奴はもうこの国にはいらねえんだよ!」

「うるさい!うるさい!」

「てめえがうるせい!【楽雷(らくらい)】!」


「エノ!お前がとどめをさせ!」

「雪花(せっか)!」

「ぐは!」


しばらくして、俺らが休んでいると王子は立ち上がった。


「まだだ、、、俺は、、、この国の・・・。」

「こいつまだ・・・。」


するとその部屋の天井が崩れ始めた。


「タイカ!女王!よけろ!」

「リヒン!」


上から国王とリヒンが落ちてきた。瓦礫と国王につぶされる形で王子は倒れた。


「おい、リヒン、これはどういうことだ?俺らも下敷きになるところだったぞ!?」

「わりい。まさかそんな下まで行くとは思わなくてよ。」

「まぁ、、、無事だったからいいか・・・。」

「で?そっちは?」

「まぁあの通り、下敷きになったことで決着だ。もうしばらく起きないだろ。」

「そうね。オレズノート・リヒンさん。私は、ウーヌス・エノ。今回のことはとても・・・。」

「あぁ、いい。タイカが守ろうとしたものを一緒に守っただけだ。」

「それでも、言わせてほしいわ。ありがとう。」

「俺からもだ。ありがとう。これからもよろしく頼む。団長。」

「まぁ、みんなが無事だったらいいさ。」


それからしばらくしてワンクスらが現れ、国王と王子は連行された。

この後、俺とタイカはあの酒場に向かって飲んでいた。


「いやぁ、お疲れ。女王。あぁえーと、エノは来なくてよかったのか?」

「あぁ、なんか王位継承だとかで忙しいらしいぞ。明日の朝即位式らしいだからな。」

「こんなことがあった直後でも大変だよな。」

「そうだな。」

「それでよ。即位式のあとに昼頃には出ていこうと思うんだがどうだ?」

「あぁ、いいと思うぞ。」

「それはできないな。済まない。」

「ケルト?」

「お前らの船は修理が必要だ。」

「修理?」

「昨日お前らが戦ってる間に国軍の奴が壊していた。」

「なんだって?もう一回ぶったおしてもいいか?」

「俺とワンクスが倒しておいたから我慢してくれ。新しい船だがエノ様の命により早急に作らせている。だから3日ほど待ってほしい。」

「そういうことなら仕方がないか。」

「出発までの宿代などは王国側が持つから安心してほしい。」

「わかった。」


それから、俺は宿に戻り眠りについた。


冒険5日目、ユニズ滞在3日目


泊ってる部屋にタイカが迎えに来た。


「すまないな、朝早くから。」

「いんや、大丈夫だ。俺も少しよりたいところがあるんだが時間はあるか?」

「あぁ、了解した。時間は大丈夫だ。ちなみにどこ行こうと思っているんだ?」

「俺の元実家だ。あと、墓だ。一応親たちにな。」

「そうか、俺はエノに会いに行くのかと思ったぞ。別れの挨拶とかよ。」

「まぁそれはちゃんとやっておくさ。」

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