第8話「赤い連帯の復活」
2025年7月15日、ソ連がチェチェン共和国やコーカサス地方の反乱に追い詰められ、崩壊寸前に陥った時、意外な救世主が現れた。日本の中核派や日本赤軍、そしてアメリカや日本を含む世界各国の共産党が、自国を裏切り、ソ連を支えるために立ち上がったのだ。私はモスクワの監視室で、この赤い連帯の復活に驚愕した。
中核派は、かつて成田空港建設反対闘争で政府と戦った過激派だ。彼らは「資本主義の腐敗を終わらせる最後の砦はソ連だ」と宣言し、地下に潜伏していたメンバーを結集。日本赤軍もまた、1970年代のテロ活動を彷彿とさせる大胆さで動き出した。リーダー格の重信房子は獄中から脱獄し、同志に呼びかけた。「我々の革命はここで完結する。ソ連を救え!」彼らは日本政府への攻撃を再開し、新生オウムと自衛隊の注意をソ連から逸らした。
アメリカでは、アメリカ共産党(CPUSA)が密かにソ連支援に乗り出した。党首のジョセフ・マルティネスは、「帝国主義のアメリカを裏切り、マルクスの理想を守る」と演説。地下ネットワークを通じて、ソ連に資金と情報を流し、チェチェン反乱軍の動きを妨害した。イギリス、フランス、ドイツの共産党も同様に自国の自由勢力を裏切り、ソ連への忠誠を誓った。彼らは「世界革命の最後の希望」とソ連を讃え、連帯を深めた。
7月20日、赤い連帯の効果が現れ始めた。中核派と日本赤軍は成田空港を占拠し、日本の海上補給ルートを封鎖。パラオなどの南洋小国家の援軍が日本に届かなくなり、自衛隊は孤立した。アメリカ共産党は、西海岸でデモを扇動し、エリザベス・ハドリーのレジスタンスを分断。ソ連軍はこれを機に反攻を開始し、チェチェンへの空爆を強化した。
モスクワでは、指導部が息を吹き返した。私は画面に映る中核派の赤旗と、日本赤軍のスローガン「世界革命万歳」を見た。重信房子はモスクワに飛来し、ソ連大統領と握手を交わした。「我々は同志だ。共に資本主義を葬ろう。」彼女の言葉に、ソ連軍の士気が回復した。チェチェンのアスラン・ドゥダエフは、パイプライン爆破を続けるも、補給不足で勢いを失った。
7月25日、ソ連が逆転に成功した。世界の共産党が提供した資金で軍備を再編し、シベリアやウクライナの反乱を鎮圧。チェチェンでは、中核派の訓練を受けたソ連特殊部隊が山岳地帯に侵入し、アスランの本拠地を壊滅させた。赤軍は再びコーカサスを掌握し、モスクワの空に赤い星が輝いた。
日本では、佐藤真理子が絶望的な表情で言った。「我々の敵は外だけでなく、内にもいた。」アメリカのエリザベスも、共産党の裏切りに憤った。「自由を売った者たちが、歴史を歪めるのか?」だが、赤い連帯は止まらなかった。フランス共産党がパリで暴動を起こし、ドイツ共産党がベルリンで政府を攻撃。世界各地で共産主義の火が再燃した。
8月1日、ソ連は復活を宣言した。大統領は演説で、「同志たちの犠牲が我々を救った。赤い未来は不滅だ!」と叫んだ。中核派、日本赤軍、世界の共産党は、ソ連の衛星として新たな役割を担った。私は監視室で、赤旗が翻る映像を見ながら思った。自由の夢は遠ざかり、赤い連帯が世界を再び染めようとしている。
チェチェンの火種は消え、ソ連はかつての敵の手によって救われた。
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