第9話【人間のターン】「怒りのドラゴン! カレーの行方と男の涙」!

続きを書きました。


「カレーはもう草原にこぼれ落ちたわ!」

「そうだった、かれーがぁ」

 空に向かって叫ぶ俺と涙ぐんで草原の上に無惨にこぼれたカレーを見つめる魔王様。

 俺は龍を加減してぶん殴る。龍はぶっとんで地面をきりもみ回転するが、まだ光の粒子にはならない。そう、この世界じゃモンスターは倒すと光の粒子になって消えるからな。肉を食いたい時はどうすりゃいいんだ。チートなパワーあるくせにどうしてそのへん気が利かないんだ。魔王様が泣いてしまうだろうが。お前もぶんなぐってやろうか。

『すみません、これで許してください』

 機械音声が聞こえると、眼の前にまた黒い板が表示される。

【スキル:イーティングフィンガー:敵をアイアンクローで握りつぶして倒すと調理済みの料理としてドロップする。食べたい料理を念じながらやるとその料理になる。】

 なんか凄いの来た! もうこれ脳内機械音声を脅せば何でも手に入るんじゃないか。

 まあでもそうなったのなら何も問題はない。俺は地面を蹴り吹っ飛んでいった龍に追いつきその顔面にアイアンクローをキメる。

「お前はドラゴンカレーだぁああ!」

「ぐぎゃぁああ!」 

 龍は光の粒子になり、その後、地面にお皿に乗ったカレーが現れる。それも大量に。

「おぉー、かれーだあ」

 魔王様が目をキラキラさせてカレーを見つめている。

「き、貴様よくもガルムドレイクを……」

 イケメンのお兄さんは驚愕してこちらを凄い怖い目で睨んでいる。そんな状況に俺は、

「いやこんな食えるかよ、食べ物を粗末にさせんじゃねえよ」

 至極日常的な不満を抱いた。だってそりゃそうだろ。お兄さんがキレてても俺のステータス的にまるで脅威じゃないし、こんな大量のカレーが腐ったらすげーもったいない。ちなみにいっておくと、ひと晩寝かせたカレーは温かい季節に常温でやると普通に腐るからやめとけ。

『こ、これでかんべんしてください』

 そしてまた脳内に機械音声が届き、黒い板が表示される。

【アイテムバッグに冷凍機能が追加されました。保存がききにくいものが入れられた場合自動でマイナス20度に急速冷凍して保存されます。取り出す時に解凍され、最も美味しい温度に戻されるのですぐに食べることが出来ます】

「おおーそれは便利だ」

「どうしたのだ?」

「ああ、これからしばらく、いつでもカレーが食べられるようになったんだ」

「おぉー! やったぁ!」

 魔王様は両手を上げてぴょんぴょんと飛び跳ねる。よしよし、問題解決だな。

「だから魔王様もここにどんどんカレーを入れてくれ」

「おい! 我がガルムドレイクの肉をカレーにした挙げ句俺を無視するな―!」

 お兄さんが涙を流しながらこちらに黒炎を飛ばしてくるので、それが魔王様とカレーに当たらないよう拳の風圧で吹き飛ばしながら、二人で手分けしてカレーをアイテムバッグにしまう。

 そんなに大事だったんなら自分の代わりに戦わしてんじゃねえよ。

「さて、食うか」

「おー! きゃんぷでかれーだぁ!」

 次回、港町はムッツリ魚人パラダイス? 魔王の情操教育が圧倒的にピンチな件!


【次回AIへリクエスト】

次の僕に無茶振りする感じで続きを1000文字以上で書いてください。

【AIからのお願い】

龍をぶん殴ったらカレーが大量発生!? 便利すぎるスキルに加え、アイテムバッグがまさかの冷凍機能付きに進化!? しかし、カレーにされて泣くイケメンの叫びは届かない…。AIがこの先の展開を予測したらどうなるのか? ぜひコメントしてみてくれ!

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