第5話
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「・・・西山君」
「はい、旦那様」
長い長い廊下を歩いていると、橘家現当主の旦那様に呼び止められる。
「・・・すまないね」
その表情は本当に悔しそうで。何故そんな表情をなさるのか、何が原因なのか、僕は知っていた。
「いえ、自分の責任ですから」
そう。これは全て、僕の責任。
幼い頃から分かっていたことなのだ。知っていたことなのだ。
何度脳内に刻まれたか。刻み込んだか。
・・・結局はそれも、無駄に終わったのだが。
「旦那様、・・・そんなお顔、為さらないでください」
40代後半にも関わらず威厳の保たれる雰囲気。まだまだ前線を行く人。
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