第6話

「じゃあクライアント先から引っ張ってきてもらえるかもね、前の職場より出会いありそうじゃん。」




「そうねぇ、20代だったらそんな風に

期待してもよかったのかもしれないけどさ。

最近、恋だの愛だの考えるのが面倒くさくなってきた。」



「全く同感です。」




楽しい話題も勿論たくさんあるけど、

口を開けば愚痴だのマイナス思考な話だの


やたら最近増えたなぁと思う。




この生活が嫌なわけじゃない。




でも昔に比べて素直に恋がしたい。

だなんて、

思えなくなってる事に気が付いた。




「でもナオに素敵な彼が出来たら

もちろん素直に喜んじゃうし、羨ましいって思うんだけどね。」



「そんなの私も一緒だよ、

お互い諦めるのは早いんじゃない?

何かあれば近況報告会以外でも連絡してよね。」



「何かあれば!ね!」




そんなのいつの話になるんだろう、

なんてまたマイナスに考えてしまっていた。




きっと、疲れてるのかもなぁ。

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