第5話

「そこは仕事慣れた?とかじゃなくて

いい人いた?なんだ。」




「そんな仕事の話なんてお互い興味ないでしょ。」




ナオが冷蔵庫から缶チューハイを取り出すのを確認して

わたし達はお互いの画面越しに乾杯をした。





「こころの同期は?営業の子も何人か入ってきた

って言ってたけど。」



「あー、そうそう。一人いるよ。

でもね女性には全く興味ないんだってさ。

すごいノリいいし話しやすい子だよ。」



「興味ないって?営業ガツガツしてるイメージなのにね。」



「違う違う、本当に興味ないんだって。」



「あ、そういう事!

へぇ〜やっぱり周りでも結構いるもんだね。」



同期の山田くんは爽やかだし顔もそこそこかっこいい。

でも美意識が人一倍すごくて

わたしが女である事をいつも忘れてしまうくらい。




「クライアントにイケメンいた〜とか

しょっちゅう話してくれるから面白いのよ。」



「楽しそう。環境には恵まれてそうだし転職して

よかったじゃん。」




本当にそう思う。

何をやるかって事を20代は凄く大切にしていたけど

社会人になってもう8年目だし

誰とやるかって事が最優先だって考えさせられた。

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