第7話
「ふんふふ〜ん!」
やばい今さいっこうにご機嫌かもしれない。
なぜかって?お散歩してるから!!ちょっと待って!くだらないって言わないで!!
だって楽しいじゃん!?
そういえば、最近魔物の件数増えてない?
魔物が増えるのは闇の属性王が復活する兆候って言われてるけど……。
い、いやいや!!まさかね!!
やばい。今なんかフラグが立った気がする。それもかなり危険な。
ま、まあ??そんなことないと??思いますけど??
「グルオアアアアァァァ!!」
「…………フラグ回収はええな!?」
やばい。思わず声に出してしまった。
その間に襲いかかってくる魔物。
直感的に横に飛んだ瞬間、地面が消えた。
どういうことかって?私にもわかんねぇよ!!
地面が消えた。もうそれしかいえん。いや、正確に言うと地面が上がれたなんだけどさ。
………絶対くらったらやばいやつやんけ!!
この魔物、速い。魔物にはいろんな形があるんだけど、こいつはなんか狼みたい。
そしてとんでもなく速い。目で追えないくらいに。
気づいたらヒュって消えて、本能的に飛んだら元々いたところがぽっかりと大きな穴になる。
死ぬて!!!!殺す気か!?
「
「ヴオ!?」
あっぶねー……。咄嗟に華属性の魔法で風を作り出し、魔物の視界を塞ぐ。
「てやあっ!!」
「ギュル、オ、ォ……!」
さらに、咄嗟に護身用に持っておいた短剣を使って攻撃。魔物は動かなくなった。
よし、これで一安心だよね……
「ギュアァッ!!」
「いっだ!?なに!?なに!!」
引っ掻かれた!!痛い!!
とりあえず急いで治す。マジ痛い。死ぬて。
怖すぎるやろ。お前さっきやられた感出してたやん。なんで生き返るねん。
とりあえず完全に消滅したことを確認して、帰り道を歩く。
なんで散歩に出ただけなのにこんな不幸な目に合わなきゃいけないんだ……。
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